第36回例会【通算第222回】（2022年4月18日開会）
～この例会のメークアップは終了しております～
メールフォームにてのメークアップの方は必要事項をご記入の上、送信してください。
2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
詳細については、『メークアップの方法』にてご確認ください。
下記の「今週の設問」にご回答ください。回答方法は次のとおりです。
1つまたは複数の設問に対してご回答ください。
すべての設問に対して回答する必要はありません。
開会点鐘・歌の斉唱
会長の時間：今私たちにできること。
皆さん、こんにちは。
2720 Japan O.K.ロータリーEクラブ、
2021年2022年度会長の時間でございます。
本年度、第36回目の通常例会です。皆さま例会出席ありがとうございます。
ロシアのウクライナ侵攻がなかなか落ち着きませんね。
推定される人命損失は最低でも4.6万人と言われています。戦争に関係のない民間人が巻き込まれている現状に胸が痛いです。
現在、世界各地のロータリークラブとローターアクトクラブが難民に食料、水、医療など提供するため支援活動をしています。ロータリー財団は救援活動を支える為に、世界中のロータリアンや一般の方々が寄付できる正式な窓口を設置しています。現在までに880万ドル以上のご寄付がこの基金に寄せられました。2022年4月30日までに災害救援募金に寄せられたご寄付は、ウクライナ救援活動の支援に優先的に活用されることになっています。
現地の方々がいち早く、元の平和な生活に戻る為にロータリアンとして出来る事は、国際ロータリーが設置している窓口に寄付をすることだと思います。
まだ寄付をされていない方はどうかよろしくお願い致します。
詳細とご寄付はこちらの下記URLから確認できます。
ロータリー財団がウクライナ地域での直接的人道支援の窓口を設置 | Rotary International
まだまだコロナウイルスの方も落ち着かないので、感染対策をしっかりしていきましょう。
以上、会長の時間を終わります。
会長 スチッタ・グナセカラ
出席報告
例会 第3５回【通算第221回】 2022年4月11日正午～4月18日正午（出席数・出席率4月18日正午）
| 会員数 | 出席義務者 | 出席数 | 出席率 |
|---|---|---|---|
| 56 | 55 | 43 | 78.18％ |
例会 第34回【通算第220回】 2022年4月4日正午～4月11日正午（出席数・出席率4月11日正午）
| 会員数 | 出席義務者 | 出席数 | 出席率 |
|---|---|---|---|
| 56 | 55 | 44 | 80.00％ |
皆さん、例会へのご出席ありがとうございます。例会出席は例会がアップされた翌週月曜日正午までにコメントの送信・アップを終えていることが必要です。コメントを記入後、投稿ボタンを押してこれで大丈夫、と思ったとたんに投稿が消えたり、思いがけず投稿ができていなかったりする事例が寄せられています。投稿後に一度スクロールしてご自身の投稿が反映されているかどうかを確認して頂けましたら安心です。これからもどうぞ例会への早目の出席、確実な出席にご協力いただきますようお願い申し上げます。
出席委員会では引き続きみなさまの出席をサポートさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。
出席委員会
幹事報告
幹事報告
（１）来信紹介
（２）各種行事のご案内
（３）他クラブからのお知らせ
《来信紹介》
《2021－2022ロータリー青少年指導者養成プログラム（RYLA）セミナー開催のご案内》
【テーマ】
次世代リーダーとしての職業観を磨く
参加青少年には、ローターアクト、青少年交換留学生、米山奨学生、学友はもとより、
ロータリー会員の子弟、若手社員、広く次世代を担う若者に参加登録お願い申し上げます。
日程 5月27日（金）・28日（土）・29日（日）
会場 御所浦交流センター・近海
締切 4月27日(水)までに事務局 滝波へお知らせください。
詳細はこちら↓↓↓
《第34回熊本グループ留学生交流会のご案内》
拝啓 春暖の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。⽇頃は格別のお引き⽴てを いただき、ありがたく御礼申し上げます。
さて、このたび熊本グリーンローターアクトクラブがホストとなり「第34回熊本グループ 留学⽣交流会」を下記⽇程にて開催する次第となりました。今回は「ときめき」がテーマで す。COVID-19感染拡⼤の影響を受けロータリーファミリー内での開催となりますが、感染症対 策を⾏いながら、参加者⼀⼈ひとりに⼼ときめく時間を過ごしていただきたいと思っております。 つきましては、添付しております「登録⽤紙」に必要事項をご記⼊いただき4⽉30⽇（⼟）ま でにご返信賜りたく存じます。皆様の多数のご参加をお待ちしております。 敬具
開催日時 2022年5月22日（日） 受付12：30～ 解散16：30
登録料 無料
締 切 4月27日(水)までに事務局 滝波へお知らせください。
詳細はこちら ↓
《菊池ロータリークラブ創立50周年記念式典について変更のお知らせ》
2022年4月9日に記念式典を予定しておりましたが 新型コロナウィルスの感染状況に考慮し
苦渋の決断ではありましたが 下記の通り内容を変更を決定させていただきました。
本来であれば各クラブの皆様にご案内をさせていただくところでありましたが趣旨、内容にご理解を
賜りますようお願い申し上げます。
内容：6月5日に日程変更
ご来賓を招待せず菊池ロータリークラブ会員のみで式典を行う。
後日記念冊子及び式典DVDをお配りさせていただきます。
《RI日本事務局 財団室NEWS 2022年 号外》
《第7回日台ロータリー親善会議福岡大会のご案内》
「第七回日台ローターリー親睦会議」に当クラブ（OKE）も登録をいたしましたので
参加できるようになりました。
是非とも５月６日（金）オンライン参加されてください！！
↓変更がきていますので、ご確認ください
《第3地域ロータリー財団チームニュース第６号》
Ｊ・ジョーンズRI会長エレクトが2022～2023年度会長テーマを発表
「想像してください、私たちがベストを尽くせる世界を。私たちは毎朝目覚めるとき、
その世界に変化をもたらせると知っています」
詳しくはこちら ↓↓↓
《ロータリー囲碁同好会より》
「第１９回ロータリー全国囲碁大会」のご案内
日時 2022年5月14日（土） 9：30登録受付 10：00開会式 16：00表彰式 記念撮影
会場 東京・市ヶ谷の日本棋院本院1階対局室
主催 ロータリー囲碁同好会 共催 第2580・2750地区 ホストクラブ 東京RC
参加費 7000円（昼食代、商品代含む）
囲碁大会のご案内
※参加者希望の方は 事務局 滝波さんまでお申し出ください。( 5月2日（月）まで ）
《財団室NEWS》
↑クリックすると開けます。
《第3地区ロータリー財団チームニュース第５号》
↑クリックすると開けます。
《ハイライトよねやま Vol.265》
《ロータリーレート》
2022年4月ロータリーレートは1ドル＝122円です。よろしくお願いします。
《各種行事のご案内》
《青少年奉仕委員会より》
5月28日（日）10：00（未定）～
大分大学附属中学校インターアクトクラブの皆さんが、大分駅前歩行者天国内でバザー・募金活動の予定です。
今 インターアクトの生徒さんで考えております。
取り急ぎ バザーの物品を集めたいと思いますのでEクラブの皆様のご協力をお願い致します。
回収場所については Facebookグループ全メンバー内にお知らせさせて頂きますので宜しくお願い致します。
取り急ぎ ご案内まで。
幹事 本田
《2021-2022年度 会員増強・維持セミナーのご案内》
日 時：2022年5月15日（日） 9:30~12:00
受付開始 9:00~ 点鐘 9:30~
場 所：ホルトホール大分 大会議室３F
大分市金池南1丁目5番1号
登録者：(地区委員)安部道弘会員・神鳥会員
中川会長エレクト・佐藤知博会員・松田会員
参加申し込み締め切り日 2022年4月19日(火)までに事務局 滝波へお知らせください。
詳細はこちら↓↓↓
《国際ロータリー2720地区
2021-2022地区大会のお知らせです》
《地区大会について》
当クラブは大分第4グループに所属しており、本年度は大分市で開催されますので、コ・ホストクラブとなっております。原則全員参加の行事ですので、県外在住の会員も含め全会員の登録をしております。
スケジュール案
大会第１日目 (５月１３日（金）)
●ロータリー親睦ゴルフ大会
場 所：城島高原ゴルフクラブ
時 間：８：３５TOPスタート
登録者：中川会長エレクト・都築・安部一・井上 各会員
●地区大会４委員会
場 所：ホルトホール大分
時 間：16：00～16：30
●ガバナー補佐・会長・幹事 会議
場 所：ホルトホール大分 ３F 大会議室
時 間：17：00～18：00
登録者：スチッタ会長・本田幹事
●地区会員・交流会・表彰式
場 所：ホテル日航大分オアシスタワー
時 間：19：00～20：30
登録者：(希望者）スチッタ会長・本田幹事・中川会長エレクト・安部道弘・早水・前田雅史・植山・稙田・日隈・安部一・井上 各会員
大会第２日目 (５月１４日（土）)
●市民とロータリアンの集い
場 所：いこいの道広場
時 間：11：00～15：０0
ドラムタオ１回目演奏 11：30～12：00
ドラムタオ2回目演奏 14：00～14：30
食の祭典（友愛の広場兼ねる）
●本会議
場 所：ホルトホール大分 1F 大ホール
時 間：13：00～17：00（登録開始11：30）
RI会長代理挨拶
記念講演 デザイナー コシノ ジュンコ氏
登録者：全会員
どうしても参加出来ない方を除き全員参加会議です。目安のためのアンケートをしましたが、スケジュール調整の上、極力ご参加ください。
●友愛の広場
場 所：ホルトホール大分 1F 小ホール
時 間：11：30～15：30
内 容：軽食（肉まん・サンドイッチ他）コーヒー・お茶など
●RI会長代理歓迎晩餐会
場 所：レンブラントホテル大分
時 間：18：30～20：30（18：30 RI会長代理入場）
登録者：(希望者）スチッタ会長・本田幹事・中川会長エレクト・安部道弘・早水・今長・前田雅史・宮迫・佐藤知博・植山・薬真寺・稙田・松田・日隈・神鳥・宮本・安部一・池田・井上 各会員
《第9回全国インターアクト研究会 Web(ZOOM)開催のご案内》
日時 2022年 4月24日(日)
14時00分〜16時30分
参加方法 Zoom ウェビナー
登録料 無料
登録者 安部道弘青少年奉仕委員長・薬真寺青少年奉仕副委員長・安部一次期青少年奉仕委員長
IAC生１０名
《大分臨海ロータリークラブ 創立50周年記念講演会》
50周年記念式典・祝賀会のご案内 ～追記しております～
★50周年記念講演会
日 時 2022年5月15日（日） 13時開場/14時開演
場 所 iichiko音の泉ホール
大分県大分市高砂町2番33号
iichiko総合文化センター
TEL:097-533-4000(代表）
参加費 無料
クラブ内登録締め切り 4月27日(水)
IAC生、一般の方優先で募集の開始を待機しておりました。
聴講ご希望の方は、事務局 滝波までご連絡ください。
★50周年記念式典・祝賀会
日 時 2022年5月15日（日）18時
場 所 ホテル日航大分 オアシスタワー５F
大分県大分市高砂町2番48号
TEL:097-533-4411
対象者 記念式典 祝賀会につきましては、会長・幹事・地区の部門長
登録者 スチッタ会長・本田幹事・早水 公共イメージ部門長
《2022年ヒューストン国際大会のご案内資料》
ロータリー国際大会のご案内
2022年6月4日～8日までの間 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにおいて開催されます。
詳細はこちらから↓
2022年ヒューストン国際大会の登録受付も開始されました。
登録マニュアル、登録書式サンプル等を作成致しましたので、添付ファイルにてお送りさせて頂きます。
国際大会公式ウェブサイトの『よくある質問』ページも併せてご参考頂けます。
0_ヒューストン国際大会 よくあるご質問と回答 20210612
1_国際大会 オンライン登録マニュアル 20210612
2A_登録およびチケット申込書式 記入サンプル IC22
2B_登録およびチケット申込書式 IC22
2C_送金明細書
《他クラブからのお知らせ》
日出RC様より 例会変更のお知らせが届いております。
＜サポーターの地区別・クラブ別人数＞
【お礼】
2022年4月13日現在、1クラブと総数43名のクラブ外ロータリアンの皆様に「サポーター」となっていただいています。心より感謝申し上げます。
【サポーター制度について】
当クラブにはサポーター制度があり、サポーターを随時募集中です。
サポーターの会費は年間（６月末までの年度毎）￥10,000（税込み）で、サポーターの方には何度でもメークアップ証明書を無料で発行致します。
サポーターご希望の方は、「サポーターお申し込みフォーム」ページより、お手続きをお願いいたします。
会員各位におかれましては、お知り合いのロータリアンに制度をご案内いただき、おひとりでも多くの方にサポーターとなっていただき、当クラブ運営に参画いただければと存じます。
【サポーター数】
（2021～2022年度）2022年4月13日現在 1クラブ・43名
他地区計（サポータークラブ１RC・９名）
| 地区 | クラブ名 | 人数 |
|---|---|---|
| 2740 | 佐賀 | ― |
| 2510 | 札幌 | 1 |
| 2560 | 新潟西 | 1 |
| 2610 | 七尾みなと | 1 |
| 2670 | 高松西 | 1 |
| 2690 | 鳥取 | 1 |
| 2700 | 久留米 | 1 |
| 2750 | 東京世田谷 | 1 |
| 2750 | 東京八王子 | 1 |
| 2760 | 中部名古屋みらい | 1 |
2720地区計（34名）
| 地区 | クラブ名 | 人数 |
|---|---|---|
| 2720 | 熊本 | 1 |
| 2720 | 熊本東 | 7 |
| 2720 | 熊本東南 | 1 |
| 2720 | 熊本江南 | 1 |
| 2720 | 人吉 | 1 |
| 2720 | 中津 | 4 |
| 2720 | 別府 | 3 |
| 2720 | 大分 | 3 |
| 2720 | 大分臨海 | 2 |
| 2720 | 大分南 | 1 |
| 2720 | 大分中央 | 3 |
| 2720 | 大分1985 | 2 |
| 2720 | 大分城西 | 3 |
| 2720 | 大分キャピタル | １ |
| 2720 | 津久見 | 1 |
※ 今月のお祝い ※
今月の会員誕生日を紹介しています。
おめでとうございます。会員専用ページにてご確認ください。
https://ok2720eclub.jp/member/
今週のスマイルボックス
♡ 小坂 優 様 (東京八王子RC) １ 口
上記の方からメークアップに際してのスマイルを頂戴しました。大変ありがとうございます。
今後とも何卒宜しくお願いし申し上げます。
2720Japan O.K.ロータリーEクラブ会長 スチッタ グナセカラ
♡ スチッタ グナセカラ 会員 １ 口
4月17日は次女チェナヤの1歳の誕生日でした。すくすくと育つことを願っています。
♡ 薬真寺 哲也 会員 2 口
4/18スマイル—酒井さんスマイル有難う、ということで1口。ホテルザーズ隣のトマソンを確認しました、ということでもう一口。
♡ 佐藤 知博 会員 1 口
先週、肋骨骨折しました。「クシャミをしたら骨が折れたんよ。と言えばウケるよ♪」と安部道弘さんから教えてもらったので、そういう事にしときます。（笑） 日常あったなにげない出来事を、例会シェア会の時に皆さんと話せるのが楽しいですね。
来週もしますので、どうぞ気楽にご参加くださいね♪
♡ 神鳥 絵里 会員 １ 口
4月17日の会員増強部門別協議会での初プレゼンが無事に出来た記念に。
ゲスト卓話：多文化共生を考える
小野 久美子 氏
（Japanese Language School ・にほんごCompass代表）
2720 Japan O.KロータリーEクラブ（OKEクラブ）の皆様、
はじめまして、日本語教師の小野久美子と申します。
この度、卓話の機会をいただき感謝しております。
本日は私が取り組んでいる「難民を知る活動」についてお話させていただきます。
プロフィール
小野久美子
日本語教師/入門・やさしい日本語日本語認定講師
外国語短期大学西語学科卒業
大分県別府市 にほんごCompass Japanese Language School 代表
緒方貞子氏の『難民支援の現場から』（集英社文庫）に感銘を受け、2001年に都内の日本語教師養成講座を修了し日本語教師の道へ。
2013年より現にほんごCompass Japanese Language School を設立。国内外に在住する外出国人への日本語教育を行う。
2019年より「難民を知る」活動。
2020年より外国人と関わる日本人に向けた「やさしい日本語」の普及活動を行う。
社会教育2022年1月「難民」と共に生きる寄稿。
留学生の街『別府』
ここ大分県別府市には多くの外国人住民がおり特徴的なのは立命館アジア太平洋大学(APU)に在籍する留学生が多いということ。コロナの影響で、来日できない留学生も多くいるにもかかわらず2022年2月28日現在2,139名の外国人が在住し出身国・地域は92にもなります。大分県の人口あたりの留学生数は全国的にも高く2015年には全国第一位になったほど。
私は、2013年より別府市で、にほんごCompass (旧BEPPU Japanese Language School）を運営し留学生をはじめ企業に勤めるビジネスパーソンや日本人の配偶者の方々に日本語授業を行なっています。2015年からはAPUやあしなが育英会アフリカ事業部と契約を結び、APUにて教職員クラスを担当することや国内外のアフリカの留学生へ所属する教師らとともにオンラインレッスンを提供することなどもしています。
日本語を学ぶAPU教員
日本語を学ぶAPU教員
日本語を学ぶAPU教員
ブレイクアウトルーム中、毎月ボランティアを招き日本語を話す機会を設けている
シリアからの留学生
この別府市にシリアからの留学生がいたことをご存知の方は多くはないのではないでしょうか。2016年より日本政府の国際機関の一つである国際協力機構(JICA)は国連の難民支援機関である国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の協力を得て「シリア平和への架け橋・人材育成プログラム」を通じシリア難民の若者を1年間で20名、最大100人を留学生として国内の大学に受け入れ始めました。
シリア危機により就学の機会を奪われたシリア人へ教育の機会を提供することを目的とし、難民として近隣諸国のヨルダンやレバノンで暮らす人々の中から募るものでした。APUへ2017年9月に一期生、2018年9月に二期生がそれぞれ留学生としてその家族とともに来日しました。
日本語教育を受け持つことになった私と彼らの初対面は2018年3月。丁寧すぎるほどのお辞儀をしながら「こんにちは」と靴をそろえました。一期生は２年間大学院で経営学修士号（MBA）を学びながら日本語学習を週に３時間行うものでした。
JICAからは国内就職を見据えてとの依頼があったもののAPUにて週20時間、日本語を学ぶ大学生であっても易しくはありません。それでも彼らは徹夜で大学院の課題をこなし、日本語を必死で学んでいました。授業開始10分前に必ず現れバスを待つわずかな時間にも教科書を開きます。1,300名以上の日本語学習者を見てきましたがどの国や地域の学習者よりも熱心な姿に驚かされました。
次第に心を開き始め、シリア内戦で難民となり家族や友人がヨーロッパやアフリカなどに離れて暮らしていること、シリアは夜であっても女性が1人で歩けるほど平和な国だったこと、世界三大料理と言われるほど食に富んでいたことなど話してくれました。さらにシリアに駐在していたJICA隊員からは駐在職員が集まり、戻りたい国の話になると「シリア」と全員が声をそろえる、それほど人々の人柄が温かく、訪れる人をもてなす国だったことを聞きました。
私たちと同じように家族や友人がいてあたりまえの日常を送り大学教員、理学療法士だった彼ら。住み慣れた場所を奪われ、遠い別離を体験する困難な状況にありながらも、前を向く姿、いずれは国に帰り国を復興させたいと願う彼らから刺激を受け、励まされる日々でした。
ある時、友人らに「日本に難民？ヤバいことに関わっているね」と言われ平静な気持でいられませんでした。「難民」それは遠い国の出来事で怖いとイメージされることを知りました。
ひよこ豆が主原料の子供から大人まで喜ぶ中東料理ファラフェル
きっかけとなり、手放せない二冊の本
2000年、日本語教師を目指し、都内の学校に通う私に担当の教員が勧めた本、それが緒方貞子氏の『難民支援の現場から』（集英社）と石田武臣氏共著『外国人問題ノート』（アルク）でした。そこには日本という国は外国人に優しい国ではなく閉鎖的で排他的であることが描かれていました。
当時の政府は1983年に「留学生10万人計画」を打ち出し国際化とうたわれている時。（2003年達成）正反対の世界に衝撃を受けた私は、社会的弱者になりがちだと知った技能実習生へ教えることを選び6年ほど関わりました。受け入れる企業においては外国人労働者を「モノ」のように扱い、出身国によって日本人の見方が変わるという悲しい現実。あの時、何かしらの行動に移せなかったことがよみがえりました。
手放せない二冊
「やさしい日本語」の誕生
確かに日本は難民申請をほとんど認めてきておらず、1982年に難民認定制度が始まってから、85,479人の申請者に対して認定者は、わずか841人(2021年）しかいません。関心のある人の方が少ないのかもしれない、しかし彼らを知ってもらいたい、その想いだけで知人であったカフェのオーナーにかけあい2019年12月、慌ただしい年末であったにもかかわらず総勢60名近くの地域住民の方が集まりました。
ところが、9月に来日した二期生は日本語学習歴はわずか２ヶ月。そこで地域の方々に取り入れたのが「やさしい日本語」でした。やさしい日本語とは外国人と関わる日本人がわかりやすい言葉や表現に言い換える日本語、ポイントは文の構造を簡単に、短文にする。敬語は使わず、文末を「です・ます」に変える。たったそれだけで前半のアクティビティではお互いの距離が一気に縮まり笑顔があふれました。
その後は、全て彼らが日本語でプレゼンテーションをし地域住民の方々による質疑に彼らの生の声を届けることができました。事後のアンケートからも発信すれば届くこと、情報が届けば難民に何かしたい、支えたいと考える人が少なくないと実感し日本人は無関心ではないのだと知ることができました。
続く2020年2月には参加者とともにシリア料理を作り、ほおばった方々からのとびっきりの美味しい笑顔。12月には大阪へ就職を果たしたシリア人とZoomをつなぎ、県内の高校の文化祭にて高校生や保護者、教員からのコロナ禍の難民やシリア情勢など質疑に応じたり、2021年2月には高校生に向けてヨルダンでの難民支援活動経験したインドネシア人のDさんと共にスイス、ダボスでの難民疑似体験など提供したりもしました。
2019年12月地域の方々へ日本語で自己紹介する彼ら
2019年12月やさしい日本語を用いてアクティビティ
2020年2月大分県内の高校にて
ウクライナだけでない難民のこと
現在、ウクライナへの軍事侵攻により政府はウクライナ避難民の受け入れを表明し、3月25日時点で日本へ204人を受入れ、国内で就労できる「特定活動」での在留資格交付を発表しています。国内でもウクライナ避難民への支援が広がっています。
一方で、それより前に世界にはすでに8,200万人もの難民がおり、その中には今世紀最大の人道危機と言われた約660万人のシリア人難民や400万ものベネズエラ難民が存在しています。(2019年UNHCR) 2011年3月にシリア危機が始まってから11年が経ちます。シリア国内では、通貨の下落や物価の上昇、インフラの破壊、燃料や電力供給の不足、ロックダウンによる影響もあり生活はさらに困窮し餓死する人もいると聞きました。現在推定1340万人が人道援助を必要としているそうです。
日本国内に目を向けると現在、日本国内には約670人のシリア人をはじめ約2000人のクルド人、約270人のロヒンギャの方々がいます。彼らの中には、様々な気持ちを抱えながらも日本で生きることを選び懸命に生活している人もいます。その中には経済的に困難であり、また幼い子どもがいたことで、日本語を学ぶ機会を失い社会から孤立している母子がいます。
今なお世界が注視するウクライナにおいては避難民の90パーセントが女性と子供であると言われ、別府市や国東市、それに中津市での受け入れ表明が相次いでいます。私ども、にほんごCompassは日本国内にいる難民だったお母さんへ出身地など問わず日本語を無償で提供したいと朝日新聞社が運営するA-portにてクラウドファンディングに挑戦しております。お目通しいただければ幸いです。
難民と呼ばれた子育て中のお母さんたちに日本語を届けたい！-言葉で人と社会をつなぐ-
https://a-port.asahi.com/projects/nihongocompass/
2022年3月オンライン講演（昼60名、同日夜20名の方々が参加した）
2022年3月オンライン講演（昼60名、同日夜20名の方々が参加した）
言葉で人と社会をつなぐ日本語教師
政府の表明を受けて、かつてないほど社会全体として、避難民や難民の方々を迎える関心が高まっています。これは困難な状態にある人々に目を向け、支え合う社会を作る契機になるのではないでしょうか。
日本語教師は、言葉で人と社会をつなぎます。多様な人々と共にいる環境を取り入れることは自分自身が豊かになれることを知っています。日本人にはない発想やアイデア、将来への見通し、さらに周囲へ良い影響を与えることも多くあります。観光誘致や雇用創出、地域メディアへの貢献など私たちの国、この日本で少子高齢化により不足している人材は、社会や企業の活力として貢献してくれる人財になると信じています。
今、別府市にはケニアの難民キャンプ育ちの無国籍の難民もいます。キャンプで育つ子供たちは支援する各国の子供とのオンラインによる交流を通して笑顔が増えるそうです。
難民に必要なもの「希望」。どうぞ私たちと同じようにふつうの生活をしていた難民と呼ばれる人々、母国や地域を追われた人々へ、さらなる眼差しと関心をよせてくださると嬉しく思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
日本語を学ぶAPU留学生
閉会点鐘
メールフォームにてのメークアップの方は必要事項をご記入の上、送信してください。
2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
詳細については、『メークアップの方法』にてご確認ください。
下記の「今週の設問」にご回答ください。回答方法は次のとおりです。
1つまたは複数の設問に対してご回答ください。
すべての設問に対して回答する必要はありません。
会員・メークアップ・サポーターの皆様へ
（Eクラブ会員・サポーターの方は必ずログインしてください）
2720 Japan O.K. ロータリーEクラブ会員の方はこちらで出席へ
他クラブのサポーターではないロータリークラブの方はこちらでメークアップ（1回：1,000円＜税込＞ クレジット決済可＜VISA/MASTER/AMEX＞）
他クラブの方でサポーターを希望される方（年会費：1万円＜税込＞ クレジット決済可＜VISA/MASTER/AMEX＞）はこちらでお申し込み
他クラブの方ですでにサポーターの方はこちらでメークアップ
