今週の例会



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2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
詳細については、『メークアップの方法』にてご確認ください。

下記の「今週の設問」にご回答ください。回答方法は次のとおりです。

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開会点鐘・歌の斉唱








会長の時間:米山記念奨学会


2720 Japan O.K.ロータリーEクラブ、2021年2022年度会長の時間でございます。
本年度、第14回目の通常例会です。

だんだんと暑さがおさまり、過ごしやすい季節になりましたねー
皆さん今週も例会出席ありがとうございます。
先日行われた、屋外彫刻清掃作業ボランティア活動お疲れ様でした。
インターアクトクラブ(大分大学附属中学校)の皆さん参加された会員の皆さん、
ありがとうございました。

今月は地域社会の経済発展月間と米山月間です。今日の会長の時間は、米山記念奨学事業についてお話ししたいと思います。

『財団法人ロータリー米山記念奨学会は、日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給し、援助する民間の奨学団体です。奨学事業は、日本最初のロータリークラブを創立した米山梅吉氏の功績を記念して発足しました。1953年に東京ロータリークラブで始められたこの事業は、やがて日本の全クラブの共同事業に発展し、1967年、文部省の許可を得て財団法人ロータリー米山記念奨学会となりました。

米山奨学事業の使命は、将来、日本と世界を結ぶ「懸け橋」となって、国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することです。これは、ロータリーが目指す“平和と国際理解の推進”そのものです。

この事業の最大の特徴は、「世話クラブ・カウンセラー制度」と「事業規模の大きさ(国際奨学事業としては、民間最大)」です。
特に「世話クラブ・カウンセラー制度」では、奨学生一人ひとりに地域のロータリークラブが「世話役クラブ」となり、世話クラブ会員が「カウンセラー」となって、日常の相談役を務めています。奨学生は世話クラブの例会や奉仕活動に参加し、実業人・専門職業人であるロータリアンとの交流を通じて、ロータリーが求める平和の心、奉仕の心を学びます。』

米山記念奨学会ホームページ
米山記念奨学会について | 公益財団法人ロータリー米山記念奨学会
(http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/)


2720地区の米山奨学生の卓話をYouTubeで聞くことができます。「2720米山奨学生オンライン卓話」で検索して聞いてみて下さい。
国際ロータリー第2720地区 熊本・大分【米山記念奨学会部門】
https://www.youtube.com/channel/UCoRyg1YAL4UiJbonbzMBDqQ/videos


以上、会長の時間とします。
会長 スチッタ・グナセカラ


出席報告


例会 第13回【通算第199回】 2021年10月11日正午~10月18日正午(出席数・出席率10月18日正午)


会員数 出席義務者 出席数 出席率
56 55 44 80.00%

例会 第12回【通算第198回】 2021年10月4日正午~10月11日正午(出席数・出席率10月11日
正午)


会員数 出席義務者 出席数 出席率
56 55 44 80.00%

例会へのご出席ありがとうございます。朝夕の気温が下がり、一気に秋めいてきました。コロナの陽性者数が全国的に減り、秋から冬にかけて催し事やお出かけが少し楽しめそうで嬉しいですね。そんなワクワクの秋ですが、どうぞ毎回の例会へはお早目のご出席を賜りましたら幸いです。ぎりぎりに出席したつもりがコメントをアップできていなかった、などのミスも散見されています。余裕をもってのご出席とご確認をお願い致します。
出席委員会では引き続きみなさまの出席をサポートさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。


出席委員会


幹事報告


幹事報告
(1)来信紹介
(2)各種行事のご案内
(3)委員会報告
(4)ロータリー文庫のご案内



《来信紹介》


《ロータリー100年史頒布促進のお願い》

「本誌305頁、別冊①100人のロータリアン・ロータリーの本棚280頁、
別冊②年表・資料176頁、それにこれらをデーターで収めたCD」という、A4版で760頁に達する大部なものであります。
増刷は困難なものです。売り切れ次第頒布終了となりますので お早めにご購入下さい。
頒布価格 一部 6600円(税込み・送料別)
ご希望の方は、事務局 滝波までご連絡ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

https://www.rotary-no-tomo.jp/order/main.php

ロータリー日本100年史購入のお願い(21

表3 100年史案内_アウトライン

《ベトナム新型コロナワクチン基金への支援のお願い》

在福岡ベトナム総領事館様から お願いが届いております。
↓↓↓

ベトナム新型コロナワクチン基金へのご支援のお願い

《地域社会の経済発展月間 リソースのご案内》

2021年10月「地域社会の経済発展月間」及び「End Polio New」リソースを
添付にて。
当該月間 世界ポリオデーに合わせたイベントや活動にてご活用くださいませ。

2021年10月|地域社会の経済発展月間

2021年EPNリソースのご案内

《ハイライトよねやまNO.259》

今月の「ハイライトよねやま」です。
ご覧ください。↓

よねやま259

《ロータリーレート》

2021年10月ロータリーレートは1ドル=112円です。よろしくお願いします。



《各種行事のご案内》

当クラブ 伊牟田会員が財団セミナーのご報告をしています。
ご覧ください。↓

国際ロータリー第2720地区 熊本・大分 » 国際ロータリー第2720地区ロータリー財団セミナー開催のご報告

《社会奉仕・国際奉仕・公共イメージ 合同セミナー開催のご案内》

日時 2021年11月6日(土曜日) 13:00~16:00 (受付開始12:30~)
場所 J:COMホルトホール大分
     大分市金池南一丁目5番1号
登録者 現地:今長・佐藤(弥)・神鳥 各会員
   ZOOM:スチッタ会長・上田会員
詳細はこちら↓

社会奉仕_国際奉仕_公共イメーシ゛_合同セミナー案内状

《職業奉仕WEBセミナー開催のご案内》

2021年11月20日(土曜日) 10:00~12:00
地区ホームページ内のWEBにて開催
申し込みは 10月22日 事務局 滝波まで
現在の登録者:早水・片山・佐藤(知)各会員
詳細はこちら↓

職業奉仕セミナー2021-2022 開催案内 各クラブ 2021年11月20日(WEB)

《第30回大分市内9RC合同親睦ゴルフ大会のお知らせ》

当クラブよりたくさんの方が参加表明していただきました。
ありがとうございます。
スチッタ会長・薬真寺副会長・中川会長エレクト・片山会員・長野会員
都築会員・佐藤知博会員・陶山会員・安部一会員・池田会員・本田幹事
皆さんで楽しんできます。

親睦ゴルフ申し込み 各クラブ送付 (1)

親睦ゴルフ申し込み 各クラブ送付 (2)

《2022年ヒューストン国際大会のご案内資料》

ロータリー国際大会のご案内
2022年6月4日~8日までの間 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン
において開催されます。
詳細はこちらから↓

ロータリー年次大会ご案内2022年6月

2022年ヒューストン国際大会の登録受付も開始されました。
登録マニュアル、登録書式サンプル等を作成致しましたので、添付ファイルにてお送りさせて頂きます。
国際大会公式ウェブサイトの『よくある質問』ページも併せてご参考頂けます。


0_ヒューストン国際大会 よくあるご質問と回答 20210612
1_国際大会 オンライン登録マニュアル 20210612
2A_登録およびチケット申込書式 記入サンプル IC22
2B_登録およびチケット申込書式 IC22
2C_送金明細書

国際大会ウェブサイト – よくある質問

《委員会報告》

青少年奉仕委員会より
10月16日(土曜日) 
大分大学附属中学校インターアクトクラブ 
遊歩道公園彫刻清掃ボランティアに参加してきました。
今年はインターアクト生とEクラブのメンバー、校長先生、教頭先生
卒業生までも参加して 楽しいボランティアとなりました。
大分大学の専門家の指導の下、日本一綺麗な彫刻になりました。
お近くをお通りの際は、綺麗な彫刻を楽しんで下さい。
参加者:薬真寺副会長・安部道弘会員・尾林会員・植山パスト会長・早水パスト会長
   ・松田会員・安部一会員・池田会員・紅葉谷会員・本田幹事



《ロータリー文庫のご案内》


ロータリーのことがわかる「ロータリー文庫」というサイトをご紹介します。

「ロータリー文庫」は、日本ロータリー50周年記念事業の-つとして、昭和45年に設立された皆様の資料室です。ロータリー関係の文献や資料など約2万4千点が収集整備され、ロータリアンの皆さんのご利用に備えております。

これから電子書籍化を行っていき、会員の皆さんにもどこでもロータリーに関する本を読めるようにしていきます。 ぜひご活用ください。
*パスワードのご案内は会員専用ページにあります。

ロータリー文庫
https://www.rotary-bunko.gr.jp/



<サポーターの地区別・クラブ別人数>


【お礼】
2021年10月23日現在、1クラブと総数32名のクラブ外ロータリアンの皆様に「サポーター」となっていただいています。心より感謝申し上げます。

【サポーター制度について】
当クラブにはサポーター制度があり、サポーターを随時募集中です。
サポーターの会費は年間(6月末までの年度毎)¥10,000(税込み)で、サポーターの方には何度でもメークアップ証明書を無料で発行致します。
サポーターご希望の方は、「サポーターお申し込みフォーム」ページより、お手続きをお願いいたします。

会員各位におかれましては、お知り合いのロータリアンに制度をご案内いただき、おひとりでも多くの方にサポーターとなっていただき、当クラブ運営に参画いただければと存じます。

【サポーター数】
(2021~2022年度)2021年10月23日現在 1クラブ・32名  
 


他地区計(サポータークラブ1RC・6名)


地区 クラブ名 人数
2740 佐賀
2560 新潟西 1
2610 七尾みなと 1
2670 高松西 1
2690 鳥取 1
2700 久留米 1
2750 東京世田谷 1

2720地区計(26名)


地区 クラブ名 人数
2720 熊本 1
2720 熊本東 7
2720 熊本東南 1
2720 人吉 1
2720 中津 2
2720 別府 1
2720 大分 2
2720 大分臨海 2
2720 大分南 1
2720 大分中央 3
2720 大分1985 1
2720 大分城西 2
2720 大分キャピタル
2720 津久見 1

※ 今月のお祝い ※


今月の会員誕生日を紹介しています。
おめでとうございます。会員専用ページにてご確認ください。
https://ok2720eclub.jp/member/


今週のスマイルボックス


♡ 本田 麻也 会員    2口
インターアクトの皆さんと会員の方と彫刻の清掃をしながら、彫刻について学ばせて頂きました。とても充実した一日だった事に感謝を込めて。

♡ 宮迫 賢太郎 会員   3口
大分大学附属中学校
インターアクトクラブ
遊歩公園彫刻清掃ボランティア
に参加できなかったので1口、また、清掃活動にがんばられた、インターアクトクラブのみなさんに感謝いたしまして1口、そして参加されたクラブメンバーのみなさんにも感謝いたしまして1口の合計3口お願い致します。

♡ 安部 道弘 会員    4口
尾林さんの退会に対し激しい無念の気持ちで2口
彫刻清掃へ参加してくれた会員さんに感謝して2口

♡ 尾林 邦生 会員    2口
安部さんのご快復を祝して2口スマイル致します~一献やれる、完全快気のお祝いは約束通り致しますよ~

♡ 中川 宝星 会員     3口
来週日曜日に行われるクラブ選手権大会で良いプレーをして予選通過できますように、願いを込めてw

♡ 松田 周作 会員   1口
建築甲子園 大分県大会選考委員会(審査員/講評)に参加させて頂きました。
建築高校生の益々の成長とご活躍を願い、スマイル1口いたします。
2021年第12回 高校生の「建築甲子園」
https://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/kenchiku-koshien/2020/kenchiku-koshien.html




♡ 宮本 令子 会員   3口
3つスマイルします!
実は、私、密かに大好きなアーティストグループがいます。その方たちの歌やパフォーマンスが好き過ぎて、深い深〜い沼にはまっています!!笑笑
先日、あるコラボ商品が販売され、日本全国、秒で売り切れると予想される状態の中、主人や友人のものすごい行動力の元、全種類コンプリートが叶いました!!
その皆んなの協力のおかげ様との気持ち、また感謝の気持ちをこめての3つのスマイルです\(//∇//)\

♡ 薬真寺 哲也 会員   5口
先日の大分市彫刻清掃ボランティアにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。ということで3口。Eクラブの例会が200回を記念して2口。合わせて5口。

♡ 衛藤 昂 会員     2口
カナダで映画を制作中ですが今月少し前進しました。
2口スマイル致します。
完成までまだまだですが世界中に公開できる映画を作ります!
写真は今朝の自宅の作業机です。



ゲスト卓話:栄養は権利 ―お菓子と栄養授業で、カンボジアの子供たちの未来を創る―



大路 紘子 氏
(NOM POPOK 代表)


改めまして、こんにちは、大路紘子と申します。
2018年にカンボジアで立ち上げた個人事業NOM POPOK の代表をしています。

カンボジアの言葉でNOM は「お菓子」、POPOKは「空に浮かぶ雲」という意味です。この名の通り、NOM POPOKはお菓子屋さんなのですが、単にお菓子を売るだけではなく、カンボジアの子どもの栄養改善を事業目標に掲げています。具体的な事業活動は、お菓子の販売と、栄養授業の実施です。この二つを組み合わせて、子どもたちが正しい食選択をするための知識をつけ、長期的には栄養状態が改善することを目指しています。



カンボジアの栄養課題


3人に1人。これは、カンボジアにおける慢性的な栄養不足の子どもの割合です。

つまりは、長期にわたって栄養が足りていない子どもの割合です。長い間ずっと栄養が不足した状態に置かれると、年齢の割に背が非常に低い「低身長」と呼ばれる状態になります。また、体が小さいだけでなくて、当然体が弱くなりますし、脳の発達も遅れます。幼いころに低身長だと、大人になってからの経済生産性、つまり年収が有意に低くなる、という研究結果もあります。カンボジアでは、この「低身長」が、子どもの3人に1人の割合でみられるのです。

他方で、カンボジアにも、太りすぎの子どもが少しずつ増えてきています。途上国ということで、貧しく、食料がなく、痩せている、というイメージを持たれがちですが(そして先述の通り、このイメージは正しくもあるのですが)、実は、特に都市部で、太りすぎも新たな問題になってきています。

国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals=SDGs)でも、目標2で「あらゆる形態の栄養失調を終わらせよう」と掲げられています。これは、栄養が足りない人たちの問題だけでなく、栄養過多やバランス不良に陥っている人たちの問題も解決していこう、ということです。いまカンボジアは、まさにこの栄養不足と栄養過剰の二重負荷に対応しなければならない状況にあるのです。


小学校3年生のクラスの様子


もちろんカンボジアの政府も取り組みを始めています。2017年には子どものための食生活ガイドラインを発表しました。そして、今は2025年に学校で栄養授業を開始することを目指して、栄養の教科書を作成しています。

私は、NOM POPOKを立ち上げる前、カンボジアでNGO職員として、この子どものための食生活ガイドラインの作成に携わっていました。このために、2015年から16年にかけて、保健省と一緒にカンボジア全国の学校を回って、子どもの食事と栄養調査を行いました。そして、その際、とある学校の先生に言われたことが、その後の私の取り組みに大きく影響しました。


「どんなに立派なガイドラインを作っても、売店で売っているお菓子が変わらなければ、何も変わらないよ」


カンボジアの学校、教育、お菓子


カンボジアの公立校には、敷地内もしくは敷地のすぐそばに、駄菓子や軽食を売る屋台が並んでいます。そこに売っているのは、着色料や砂糖たっぷりのジュースやエナジードリンク、甘いお菓子や揚げ物、インスタントヌードルなどです。子どもたちは、少額のお小遣いをもって登校し、休み時間に売店でこうしたお菓子やジュースを買っているのです。


学校の売店の様子: エナジードリンクでつくったシェイクを飲んでいる子もいます


カンボジアには、栄養学を体系的に学べる教育機関がまだなく、管理栄養士のような栄養専門家がいません。そのため、学校での栄養授業などもなく、また日本の食育現場で「生きた教材」と呼ばれる学校給食もありません。

学校給食がないことに関しては、日本と違った教育環境も理由の一つです。カンボジアの公立校は、子どもの数に対して、教室や教員の数が足りないため、授業は午前と午後、場合によっては夕方も含めた2~3シフトで回しています。割り振られたシフトの時間にしか子どもは登校しないので、学校では食事をせず、自宅でご飯を食べてから登校します。そして、お腹がすいたら屋台でお菓子やジュースを買うのが習慣になっています。

こうした環境を前提としたとき、せっかく保健省とともに作成したガイドラインが子どもたちに届くまでには相当な時間がかかるだろうと感じました。ガイドラインの内容を、まずは栄養について学んだことのない先生たちに理解してもらい、教材を作成し、ようやく授業という形で子どもたちに情報が伝わるわけです。その間も、そして正式に栄養授業が始まったとしても、子どもたちは、不健康な食環境に囲まれたままということになります。カンボジア初の子どもの食生活ガイドラインの作成に携わった者として、できるだけ早く子どもたちに栄養授業を届けると同時に、屋台で販売されているようなお菓子に代わる健康的なお菓子を提案したいと考えました。

カンボジアの子どもたちにとって、お菓子は学校にもある大変身近な存在です。そこでお菓子を切り口にすれば、栄養授業にもきっと関心を持ってもらえる、そう感じました。もちろん普通のお菓子では意味がありませんから、カンボジアにある栄養価の高い食材を使ったお菓子を作って、それを教材として使用しながら、栄養の授業をしようというわけです。栄養改善といえば、食事への介入が一番の正攻法ですが、やはり日本の学校給食のように子供たちが集まって食事をするという環境がないカンボジアで、そこから変えていくのは経済的にも習慣的にも難しいだろうと判断し、お菓子をツールにすることを決めました。


NOM POPOKの活動:お菓子と栄養授業


こうした経緯のもと2018年に立ち上げたNOM POPOKでは、いま、大豆、芋、モリンガ、コオロギ、ヤシ砂糖など、カンボジアにある天然の栄養価の高い食材を使ったお菓子を作っています。

栄養と聞くと、外国から輸入された高級な栄養サプリ、といったイメージを持たれがちなのですが、そうではなくて、身近な食材に「宝物」があって、それを正しく選択することで栄養的に優れた食生活ができる、ということを伝えています。こうしたお菓子は、お菓子を買う予算のある私立の学校(現在はコロナ禍で長らく全校休校がつづいています)、病院、ショップなどに販売しています。


コオロギクッキー(黒縞部分にコオロギの粉末入り)


栄養授業は、お菓子をお届けするときに学校の要望に応じて行っています。正式なカリキュラムにない授業なので、本来の授業時間を10~15分使わせてもらって、ゲームやアクティビティを織り交ぜながら、食や栄養について学ぶ機会としています。

また、子どもたちに直接触れ合うことができない病院やショップへの納入の際は、使われている食材とその効能を書いたシールを包装袋に貼ったり、ビデオ教材へのリンク(QRコード)を貼り付けたりしています。

また、最近では、誰でも無料で見ることができるFacebookライブの機能を使った、オンラインでの栄養授業も開始しました。ビデオ教材やオンライン授業は、コロナ禍で学校を訪問できない期間が続く中、何とかして栄養授業を続けたいと始めた取り組みですが、これまで十分にアクセスできなかった子どもたちにも栄養授業を届けることができるようになったのは、思いがけない成果です。


三色食品群について学ぶ授業にて


こうして、お菓子の販売という営利事業を通して、栄養問題という課題を解決していこうと立ちあげたNOM POPOK ですが、残念ながら、当初目論んでいた、公立校に併設されている売店への販売は、価格が合わずに行えていません。

しかしながら、こうした公立校に通う子どもたちにこそ、栄養について知ってほしい、健康的なお菓子を食べてほしい、という気持ちで、「SEND ONE」というプラン販売を始めました。お客様にこのプランをご購入いただくと、私たちが、あらかじめ指定された公立校やフリースクールにお菓子と栄養授業を届け、お客様にはこのお届けの様子を記したレポートをお送りするという仕組みです。

SEND ONEとは、自分のための購入(BUY)ではなく、子どもたちにお菓子と教育をプレゼント(SEND) してみませんか?という呼びかけの気持ちを込めたネーミングです。これは完全にお客様のご厚意によって成り立っている活動ですので、NOM POPOKは、営利事業と非営利活動の両方の要素をもったハイブリッド型の事業と言えるかもしれません。



SEND ONEで届けたお菓子と小学生


NOM POPOKを個人事業として立ち上げたのは、特に都会で健康的な食や栄養に関する関心が高まってきたマーケット事情に合わせて、事業活動で自立的に存続できる存在でありたいと考えたからでもあります。その意味で、将来的には今SEND ONEで行っているような非営利活動も、自分たちの事業活動で出た利益だけで回せるようになることが、今後の課題です。

NOM POPOK の活動については、ウェブサイト、インスタグラム、フェイスブックなどでご覧いただくことができます。
Website: http://popok-khmer.com/  (主に日本語)
SEND ONE:  http://popok-khmer.com/send-one/
POPOK DROPS (会員募集): http://popok-khmer.com/popok_drops/
Instagram: https://www.instagram.com/popok_bunny/ 
Facebook: https://www.facebook.com/popok.cambodia (主にクメール語)


おわりに


カンボジアも他国同様、2020年2月以降は新型コロナウイルスの影響を受け、ロックダウンや夜間外出禁止令などの政策に加え、たびたびの休校(特に感染が広がった2021年2月から現在まで、3度目の長期休校中です)が命じられています。厳しい状況は続きますが、コロナ前の状況に戻ることを期待するよりも、この状況でできることをする、という姿勢で過ごしています。

いつまたロックダウンが敷かれるかもしれないと思えば、思いついたら即行動が当たり前になったり、最初は1回ごとに大騒ぎしていたICTを用いた栄養授業にも慣れてくるなど、思いのほか成長できた点もあります。

国境を越えた移動には、まだ制限が多くありますが、少なくとも今のところ、カンボジア政府は、今年の第4四半期から外国人旅行客の受け入れを再開したいと考えているようです。すぐにとは言わずとも、いつかまた安心して日本からの渡航が可能になった暁には、皆様にもぜひカンボジアにお越しいただき、現地でのNOM POPOKの活動をご覧いただきたいと願っています。

今回は、こうして私の活動についてお話させていただく機会を下さり、本当にありがとうございました。最後になりましたが、皆様のご健康をお祈り申し上げます。


閉会点鐘



メールフォームにてのメークアップの方は必要事項をご記入の上、送信してください。
2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
詳細については、『メークアップの方法』にてご確認ください。

下記の「今週の設問」にご回答ください。回答方法は次のとおりです。

1つまたは複数の設問に対してご回答ください。
すべての設問に対して回答する必要はありません。


会員・メークアップ・サポーターの皆様へ
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2720 Japan O.K. ロータリーEクラブ会員の方はこちらで出席へ


Eクラブ会員専用コメント


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サポーター専用メークアップフォーム


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080-3221-3377