今週の例会


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2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
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開会点鐘・歌の斉唱





会長の時間:観光サービスでの地域創生


人口減少社会のフェーズに突入した日本は、すでにその傾向を食い止められない現状にあります。けれども、安価で大量の労働力を背景にした経済成長モデル(過去の日本・現在の中国)から脱却し少人数でも豊かな経済成長力を持つ社会(現欧州型)へのシフトチェンジのチャンスととらえることもできます。

それは単に産業構造の変化だけでなく価値観(文化)の成熟化へのプロセスとみることもできます。多くの先進国は、経済成長期の後に到来する低迷期を経て、新たな産業の種を見つけては産業構造を転換して社会の価値観を成熟させてきました。

産業革命期の綿花輸出で繁栄を極めたイギリスのリバプールは、その後競争力を失い、経済が低迷しましたが、ビートルズの誕生など音楽やアートが盛んになり、今はテート・リバプール(英国国立近代美術館)が置かれる欧州文化の中核都市となりました。さらに、港湾エリアの再整備、中心部商業地区の再開発、廃墟となった倉庫群のリノベーションによるクラブやホテルへの再生など観光都市として人気を高めています。

スペインのバスク地方において中心部のビルバオは、バルセロナに次ぐスペイン第二の工業都市として繁栄した後に衰退し治安が観光客数が増加し、安定しない時期が続きましたが、1997年にビルバオ・グッゲンハイム美術館がオープンして訪れる観光客数が順調に増加し、2009年には615,000人以上に達しました。同じバスク地方のセバスチャンでは地元の食材の味を活かす「新バスク料理」(ヌエバ・コシーナ・バスカ)が始まり、今や人口当たりの星付きレストラン数が世界で最も多い「美食のまち」として知られるようになり世界中から多くの観光客を集めています


観光業について


高崎山


黒川温泉


観光業というのは宿泊、飲食など多彩なサービス産業の集積といえます。海外からの集客では外貨の獲得も可能な業種です。しかしながら「ものづくり大国」で高度経済成長した記憶が強烈すぎる日本では、GDPに占めるサービス産業比率が70%を超えた今も「サービス産業」について外貨獲得と縁が薄いイメージが色濃い状況にあります。

しなしながら世界ツーリズム協議会(WTTC)が報告するところでは、日本の旅行・観光産業の対GDP寄与額は2026年には48兆5千億となることが予測されています。

著しい成長が見込まれる観光業ですが、従来型の大型観光施設にみられた限られた区域に客を閉じ込める形式ではなく多様な自然や歴史的・文化的資源をフル活用して、何度も訪れたくなるような工夫を重ねなければ繁栄は無いと考えられます。

従来型の工夫のない姿のままで外国人観光客の受け入れを続けていると、やがては「飽きられ」長期的には凋落していくことが明らかです。見方を変えれば「観光」というのは「非日常」の提供であり、日常の生活では味わえない驚きや感動をいかにして提供し続けられるかがキーポイントといえるでしょう。

当クラブ会員の本田会員、花田会員は観光業の先頭を走っておられ、訪れるお客様にどうすれば歓んでいただけるかについて、日々工夫と努力を重ねながら取り組んでおられます。人口減少社会の中で地方都市が将来にわたり新たな稼ぎを創出し、生活水準を上げていくためにも頑張っていただきたいところです。
 
ロータリーを 学び 好きになり 楽しもうではありませんか!

会長の時間を終わります。

2720JapanO.K.ロータリーEクラブ
会長 早水琢也


出席報告


例会 第25回【通算第124回】 2020年2月10日正午~2月17日正午(出席数・出席率 2月17日
正午)


会員数 出席義務者 出席数 出席率
59 59 49 83.05%

例会 第24回【通算第123回】 2020年2月3日正午~2月10日正午(出席数・出席率 2月10日
正午)


会員数 出席義務者 出席数 出席率
59 59 51 86.44%

幹事報告


幹事報告
(1)来信紹介
(2)各種行事のご案内
(3)理事会報告


《来信紹介》


《2019~20年度 RLIパートII (2) 開催のご案内》
 ① RLI2019-20
 RLI パート1受講者名簿
 ② RLI2019-20 RLIパート2 参加申込書

《地区行事のアルコール提供についての地区方針》
 最新版200206地区危機管理通達

《地区研修・協議会 会計部会追加のお願い》
 地区研修・協議会 会計部会追加 
 硯川年度地区研修・協議会プログラム 正
 登録申込書クラブ

《2020−2021年度版 ロータリー手帳の件》
 ロータリー手帳購入依頼
 ロータリー手帳画像

《ハイライトよねやま》
 米山記念奨学会よりマンスリーニュース「2020年2月14日発行 第239回ハイライトよねやま」が届いています。
 highlight239_pdf

《熊本西稜RC30周年記念式典のご案内》
 熊本西稜30ご案内1


《各種行事のご案内》


《「国際奉仕のつどい」セミナー》
 日 時:2月23日(日)13:00~16:00
 会 場:大分県消費生活・男女共同参画プラザ 「アイネス」
      大分市東春日町1-1 TEL:097-534-4034
 登録者:早水会長 松浦R財団委員長
 「国際奉仕のつどい」セミナー開催のご案内

《2020~2021年度 会長エレクト研修セミナー(PETS)》
 日 付:2月29日(土)~ 3月1日(日)
     ● 2月29日(土)12:00登録開始 13:00点鐘   18:30~20:30 懇親会
     ● 3月 1日(日) 9:00開会   12:00閉会
 場 所:熊本ホテルキャッスル(会議懇親会共)
     (〒860-8565 熊本市中央区城東町4-2  TEL 096-326-3311)
 登録者:前田雅史会長エレクト 早水次期地区公共イメージ部門長
 会長エレクト研修セミナー(PETS)開催のご案内
 硯川年度PETSプログラム
 PETS申込書

《佐伯ロータリークラブ 創立60周年記念式典》
 日 付:3月7日(土)
     記念講演 14:30〜16:00
      場 所 佐伯文化会館大ホール
     記念式典 17:15〜20:00(受付16:30〜17:00)
      会 場 ホテル金水苑
 登録者:早水 前田(雅) 尾林 各会員
 佐伯RC60周年記式典

《大分第4グループ IM(Intercity Meeting)》
 日 時:3月28日(土)15:00〜
 場 所:ホルトホール大分 
 登録者:早水、片山、前田(雅)、尾林、村田、久保田、各会員、米山奨学生…ロンさん

 懇親会:18:00~JR九州ホテル レストラン「庭の食卓 四季」(会費7千円)
 参加者:早水、片山、前田(雅)、村田、植山、宮迫、各会員、米山奨学生…ロンさん
 登録締切日:2月20日(木)迄

《2020~2021年度 地区研修・協議会 開催の件》
 日 時:2020年4月5日 (日)
     登録開始:9:00~10:00開会点鐘~16:00閉会点鐘
 会 場:熊本城ホール 熊本市中央区桜町3番40号  電話:096-312-3737
 出席義務者(2020~2021年度での名称)
 ・ガバナー補佐・地区研修委員会・地区部門長・地区委員長・地区委員
 ・クラブ会長・幹事・分科会に該当する委員長もしくは委員
 申込期限:3月6日(金)必着
 地区研修・協議会 開催のご案内
 硯川年度地区研修・協議会プログラム 正
 登録申込書クラブ

《大分城西ロータリークラブ 創立30周年記念事業》
【講演会・ミニ演奏会】
 日 付:4月25日(土)11:00〜12:30(開場10:30)
 場 所:大分市コンパルホール1階文化ホール
【記念式典・祝賀会】
 日 付:同 日 14:00〜(登録開始 13:30〜) 祝賀会15:00〜17:00
 場 所:ホテル日航オアシスタワー5F「孔雀の間」
 大分城西30ご案内
 大分城西30記念式典リーフレット表
 大分城西30記念式典リーフレット裏 
 大分城西30講演チラシ表
 大分城西30講演チラシ裏


《理事会報告》


《遠隔会議zoomプロアカウント契約の件】
当クラブは大分熊本以外に多くの会員がいるため、今後活発な委員会活動や役員会が執り行われることが予測されることから、有料のプロアカウント契約を行い、より会議の効率化(時間・人数の無制限)を図るためのプロアカウントの契約取得について理事会に付議し、審議の結果、承認を得られました事をご報告致します。

《休会の件》
 2月24日(月)例会は、定款第7条第1節に基づき休会となります。
 次回例会は令和2年3月2日(月)となります事、お間違えのないようお願い致します。
 *7月1日例会の理事会報告をご参照の事。

                                    幹事 久保田 努


<サポーターの地区別・クラブ別人数>


【お礼】
2020年2月16日現在、総数55名のクラブ外ロータリアンの皆様に「サポーター」となっていただいています。
心より感謝申し上げます。

【サポーター制度について】
当クラブにはサポーター制度があり、サポーターを随時募集中です。
サポーターの会費は年間(6月末までの年度毎)¥10,000(税込み)で、サポーターの方にはメークアップ証明書を無料で発行致します。
サポーターご希望の方は、「サポーターお申し込みフォーム」ページより、お手続きをお願いいたします。

会員各位におかれましては、お知り合いのロータリアンに制度をご案内いただき、おひとりでも多くの方にサポーターとなっていただき、当クラブ運営に参画いただければと存じます。

【サポーター数】
(2019~2020年度)2020年2月16日現在  合計 55名


他地区計(2名)


地区 クラブ名 人数
2700 久留米 1
----- その他 1

2720地区計(53名)


                     
地区 クラブ名 人数
2720 熊本
2720 熊本東
2720 熊本城東 3
2720 熊本南 1
2720 熊本西南 2
2720 熊本西稜 1
2720 人吉 1
2720 中津 10
2720 日田
2720 宇佐2001
2720 別府 1
2720 大分
2720 大分臨海
2720 大分南
2720 大分中央
2720 大分1985 6
2720 大分城西
2720 大分キャピタル
2720 津久見

※ 今月のお祝い ※


会員誕生日を紹介していますので、会員専用サイトにてご確認ください。
(2月のお祝いページにて掲載しています)
https://ok2720eclub.jp/member/


今週のスマイルボックス


♡ 安部 道弘 会員  3口
「安部仏具パークプレイス店」OPENしました。本店・高城店モダン館に続き3店舗目です。
市内三店舗でますます便利に・・・と言いたいところですが、特に用事はないでしょうけど、たまに店番していますんで、奥に私がいた時にはお声かけください。退屈している場合は「タピオカ」食べに行きましょう。
小さなお店ですが「スマイル」いたします。

♡ 薬真寺 哲也 会員  1口
長女が春休みで久しぶりに帰ってきてると思います。久しぶりに賑やかな我が家に帰るのが楽しみです。ということでスマイル1口!


ゲスト卓話:山陰re-station project



塩満 直弘 氏
(株式会社hase 代表 ・
萩ゲストハウスruco(ルコ)代表)


こんにちは。はじめまして。
株式会社hase代表・萩ゲストハウスruco(ルコ)代表の塩満直弘です。
今回、このような機会をいただき、ありがとうございます。
私が愛しさを感じる山口県萩市の魅力と、今回取り組んでいるプロジェクトについて興味を持っていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。


はじめに



私は、2011年に山口県萩市にUターンし、2013年に宿泊施設「萩ゲストハウスruco」を立ち上げ、旅行者と街に暮らす人、旅と街の日常が繋ぐ場を運営しています。

東京を中心とした移住定住促進の活動に関わらせていただいたり、山口・山梨・山形と山が頭の3県出身の同志3名で結成した「さんてん」としての活動、やまぐち暮らしアドバイザーの任命も受け、萩市に暮らしながら各地に山口の魅力を発信しています。

2019年には、株式会社haseを設立。市や県という地域の枠を越えてさまざまな土地の魅力を伝える担い手になれたらと、気持ちを一新に胸を膨らませているところです。


さまざまな経験を経て麗しい山陰のまちへ


山口県萩市はご覧のとおり、海、山、川に囲まれた自然豊かな町です!

三度の飯よりこの海が好き…。


山口県萩市という豊かな自然と歴史に囲まれた町に生まれ育った私は、大学在学中にカナダへ渡り、アメリカ→東京→鎌倉での生活を経て、2011年にUターンしてまいりました。

山口県外に居住していた間も、東京で萩の写真展を催したり、山口県のことを会う人会う人に暑苦しく伝え広めていたのを覚えています。

山口に帰郷してすぐに起業し、とても慌ただしく日々を過ごしながらも、萩に暮らし、日本だけでなく世界各地を旅しながら喜びに身体が包まれ暮らしています。

街に根ざした自分なりの生き方や働き方を築けたのは、地元を出て外の世界で生活したから。とくにカナダやアメリカで過ごした2年間は、今の自分につながる時間、貴重な経験でした。


夕日も只々美しい…

水田の風景もまた贅沢…。


語学学校で働いたり、映画のエキストラをしたり、サッカーチームに入ったり、カフェで働いたり。文化も背景も違う世界各国さまざまな人と関わり合うなか、垣根のないコミュニケーションを体得しました。

どんな国の人とも関わり合え、どこの国でも自分の居場所をつくれ、いかなる時も人対人であった。その学びは、大きな自信となりました。

遠く離れた土地で自身の本質が問われる体験を重ね、本来の自分へ帰属したり、今までにない自分と出合ったり。世界が内にも外にも広がって、自身への理解や見識も深まりました。

特性を活かしながら血の通った場にきらびやか展開された公共施設・文化財・駅など、公共空間の活用アイデアも、海外生活のなかから得られたと思います。心動かされたそれらの空間は、光景そのものが風景を作っていました。

帰国後は、東京の企業や鎌倉の旅館に勤め、2011年 山口県に帰ります。


ゲストハウス「ruco」





自分の生まれ育った街に " 既存の価値観だけでなくもっと多様な選択肢をつくりたい " と、2013年10月「萩ゲストハウスruco」を立ち上げました。

萩ゲストハウスruco
http://guesthouse-ruco.com/

「流」「交」。
街中を縦横無尽に流れる水路のように、訪れる人と萩市の日常を繋ぐ場所にしたい。
「ruco」に込めた願いです。




萩ガラスのガラスタイル。萩焼の陶板。萩の染物屋さんの手ぬぐい。夏みかんと椿の葉。菊が浜というきらびやかな海水浴場の砂。萩の風土を感じてもらえるように、施設内の設えは地のものを扱い、萩という土地を表現しています。

人と人が向き合い対話できる場にしたかったので、宿としての安らぎがある中に、ほんの少しの緊張感が持てるような空間づくりを目指しました。

他地域の方を招いてポップアップストアをしたり、定期的にアーティストの演奏会を開いたり。開業して6年、地元の人と外の世界の人が関わり合える拠点を築けたと自負しています。

名だたる偉人や歴史だけではない街の魅力、日常の風景、人それぞれさまざまな街の楽しみかたの提案を伝播してきたつもりです。

どこでも自分の場所をつくることが可能なら、どこでも誰かの場所をつくることはできる。かつての経験が自分の柱となり、人の居場所をつくれたのだと思います。

ゲストハウスという場所を介して出会う方たちが萩に移住してくださったり、rucoが一つの設置点となり、萩の門戸を一つ開けたのではないかとも感じています。

そんな場所を運営し継続するなか、さまざまな気付きがありました。


未来のために必要なのは、" 地域 " を越えていくこと


インターネットやSNSを介して情報を取捨選択できる今、観光バスやツアーなど従来のパッケージ旅行を選択する方は減少傾向にあり、旅行者自ら目的に合ったサービスやスポットをセレクトする時代になりました。

萩という単一の街を目的地として山口に来訪する方も年々減少しており、山口県、中国地方、西日本という広域的なエリアを目的地として来訪される方が増えています。

今まで萩市を拠点に活動してきましたが、今後求められるのは境界のない地域の在り方や活動であると感じます。行政と民間の分け隔てない関係性や、地域をより広く大きく捉えた機能や展開。

地域社会の未来のために、今、新しい取り組みが必要になっていると感じます。

海外を旅する中でもそんなヒントがありました。

いつかのベトナム
https://motion-gallery.net/projects/Agawa-project/updates/27194

いつかのチェコ
https://motion-gallery.net/projects/Agawa-project/updates/27312

いつかの台湾
https://motion-gallery.net/projects/Agawa-project/updates/27423


どこか愛らしくて懐かしい、阿川駅との出合い




前述の想いを巡らせていた最中、友人の案内でとある無人駅を訪れたときのことです。

駅舎の愛らしい佇まいとアプローチに心奪われていた瞬間、少し色の褪せた赤色の汽車がホームに入ってきたのです。

その場に溢れる旅情に圧倒されてしまった私は、この景色をもっと沢山の人たちと共有できないものか、山陰本線と景観とを再編集することで新たな価値を構築できるのではないかと、すぐに思考を巡らせはじめました。

その体験から一週間後、JR西日本・地域共生室の方々との出会いに恵まれ、老朽化などの観点から新設される山陰本線・阿川駅舎の傍らに店舗を併設し、駅という存在に新たな用途を加え一つの場所として展開していくプロジェクトが始動しました。


Agawa完成イメージ。店舗と空間のデザインは、TAKT PROJECTさん。


阿川に暮らす人たちから受け取った、未来へのまなざし



阿川駅のプロジェクトが本格的に始動した2019年、駅所在地となる下関市豊北町に暮らす方たちとの新しい出会いやご縁をいただきました。

阿川という地域を写真や映像で記録したり、阿川のお寺・善照寺さんの集会で地域のみなさんと料理したり。プロジェクトに関わるメンバーたちと訪問しては、食卓を囲ませていただいたり、お茶の時間をご一緒したり。

都市や街のように公に開かれたスペースが近くないからこそ、個人のお宅やお寺、地域活動の場に招いていただき、身近な距離でお話しする機会をいただきました。

運動会やお祭りなどの地域行事を率先して運営されるほど、郷土への愛と生活の意志を持った方たちが多いこと。土地の出身者でない自分たちを心良く受け入れてくださる寛容さ。

阿川に足を運び少しずつ距離を縮めていく中、地域の未来を真剣に考え取り組んでいらっしゃるみなさんと一緒に、それぞれの問題意識を共有しながら、長い時間をかけ関わらせていただきたいと思うようになりました。

毎年8月の終わり、海を一望できる阿川ほうせんぐり海浜公園で開かれる花火大会。その最後を飾った大輪の花火に身が包まれるような体験をしたこと。偶然見つけた細長い小道をたどり着いた見晴らしのよい丘の景色、阿川駅と出合った瞬間の光景。

忘れられない情景やシンプルに好きだと思える人と土地の存在に、阿川という地域で出合いました。



「なにもない」から「ある」へ


心から好きだと思える駅と人と土地。変わらず在り続けてきた価値に寄り添うことで、地域を再編集できるのではないかという自分の内にある想い。

阿川をそのきっかけの土地としたい。

人口の減少や高齢化、学校の統合など、社会的にはネガティブと捉えられる要素がいくつか並ぶ土地ですが、阿川には光のような笑顔があり沢山の達人がいる。

美味しいコーヒーを淹れるお父さん、漁業のプロや狩りもできる大先輩たち、先人の智慧を伝え継ぐお坊さんもいます。麹の花を育て、味噌を作るお母さんは、土地の恵みや季節の実りで保存食を作ります。

地域に暮らす人たちの日常が、自分たちの作るもの、顔の見える土地のもので成り立ち賄えているということも素晴らしいことです。




阿川という土地に希望を見出し、地域と人を結びつける役割の担い手として、駅という公共の場所だからこその在り方、新しい寄合の場を再提案していきたい。従来の駅という存在の価値観を少し変えて、駅の周辺を含め、人々が自由な楽しみ方をしてもらえるような場所をつくりたい。

そしてこのプロジェクトを皮切りに、「なにもない」という言葉で見過ごされがちな地域資源を発掘して「なにかある」と思える場所に変えていきたい。そういう場所が、より多くの人の価値観や選択肢を広げるきっかけになれたらと思います。

言葉だけでは抽象的で伝わりにくいから、実際に自分が行動し示していくことで、地域がもつ固定概念に風穴を空けたい。行政や企業との関わり方の新しい雛形をつくって、バックグラウンドに関係なく挑戦できる土壌を築いていきたい。

このプロジェクトが、日本の他の地域でも役立つような取り組みとなることを願っています。




なにもしなくたっていい。「Agawa」から始まる、新しくて小さな旅


阿川駅の敷地内に併設する商業施設「Agawa」は、「飲食スペース」「物販スペース」「レンタサイクル」と3つのコンテンツで構成し、駅全体を一つの場として有効活用していきたいと考えています。

「飲食スペース」では阿川地域と山陰本線沿線の食材を使います。いなり寿司やうどん、米糠パンのサンドイッチやジビエのドック、お米のプリンや甘酒、その他季節のメニューを提供していく予定です。

地域の魅力を持ち帰っていただけるように、「物販スペース」も充実させたいと準備中です。

阿川の情緒ある海辺を一望できる海浜公園やエメラルド色の海が見渡すかぎり広がる角島へも、「レンタサイクル」を利用して出かけてみてください。汽車の合間の待ち時間、気ままな自転車旅にでて流れる時間と景色に身をまかせるのもオススメ。

海岸沿線をたどって続く線路や生活の景色とそこ彼処に広がる田園の風景を、「飲食」「物販」「レンタサイクル」その総てから体感していただけたら嬉しいです。



利用客は減少しながらも、通勤・通学の足として活躍する交通機関としての役割はもちろん、山陰の誇る景観とそこに暮らす人の営みに触れられる、日本有数の美しい沿線です。

ただの移動手段としてではなく、汽車に揺られ、音楽でも聴きながら、車窓からの景色を楽しむ。日々の喧騒から離れ自分らしく過ごす旅のひとときの一助に、阿川駅が関われたなら幸せです。

駅に降りたち自転車を漕いで、海浜公園で一息つくのもよし。漁港で競りに参加してみるのもよし。笑顔の可愛いお母さんに話しかけてみるのもよし。お寺で休憩するのもよし。角島を目指し張り切って走り出すのもよし。

くるりの音楽でも聴き大好きな本を読み、大切な人とおしゃべりしながら、山陰本線に乗り込み旅にででみませんか。

阿川駅から始まる小さな旅を楽しんでいただけたらいいなと思います。



価値観の再編集


私はこのプロジェクトを通じて、この山陰に現存する美しい日本の原風景や地域の姿かたち、価値観を再編集していきたいと考えています。

JR 西日本/民間事業者/行政 それぞれが信頼・協力・尊重し合える関係性のなかで、健全な地域の取り組みを示し、さまざまな土地の可能性を突き詰めていきたいと考えています。

可能性を突き詰めるとともに、山口県の少子高齢化、過疎化など全国的に直視せざるをえない課題に対して、目を逸らさずに向き合ってその所為にすることなく挑んでいきたいと思っています。

駅という存在が本質的にもつ価値と可能性を最大限に生かし、新しい風景を作っていくために常設の店舗を作りたいと思いました。

ただ時代の移ろいに受け身でいるよりも、自ら旗を掲げ、表現していく。
「〜だからできない」ではなく「〜でもできる」という選択肢を。

なにかの所為にして諦めるでもなく、蚊帳の外から眺め、単なる批評家になり保身に走るでもなく、淡々と挑み続けていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
このプロジェクトは予算の一部をクラウドファンディングで行っております。
今回、私たちのプロジェクト総予算は1100万円で、その内の800万円を融資額として現在山口銀行さんに申請しております。
設備工事諸々に当初想定していた金額を上回ってしまった金額、300万円分のご支援をクラウドファンディング MotionGalleryさんにて募らせていただきたいています。
予算内訳は、以下の通りです。

内外装設備工事費:750万円
厨房設備費:50万円
備品購入費:50万円
自転車購入費:100万円
雑費:50万円
運転資金:100万円
------------------------------------------------
予算合計:1100万円

現在のところ目標金額をお陰様で達成いたしました。
超えた金額については、より充実した施設にするための資金に当てます。

JR西日本 山陰本線 下関市豊北町にある無人駅・阿川に、商業施設「Agawa」開店します
https://motion-gallery.net/projects/Agawa-project


完成した際にはぜひ、「Agawa」そして「萩」にお立ち寄りください。
よろしくお願いいたします!



スライドはクリックしてページをめくってください。




閉会点鐘



メークアップ


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080-3221-3377