ロータリーのしくみを知ろう!
みなさん、こんにちは。
ロータリー歴の長いロータリアンにとってはなじみがある「ガバナー」「RI会長」「地区」というキーワードですが、改めてそれ何?と問われると説明に困ることはありませんか?
今回は初心に戻り、ロータリークラブのしくみと、ロータリアンの役割について、復習してみます。
ロータリークラブは、世界200以上の国と地域に広がる国際的な奉仕団体です。
私たちはそれぞれ一つのクラブに所属していますが、同時に「世界のロータリー」の一員でもあります。そのつながりを支えているのが、ロータリー独自の組織のしくみです。
国際ロータリー(RI)とRI会長
国際ロータリー(Rotary International:RI)は、世界中のロータリークラブを束ねる組織です。
RI会長は、全世界のロータリアンを代表する存在であり、毎年度のテーマとメッセージを通じて、ロータリーが進むべき方向性を示します。
2025-2026年度のRI会長は、フランチェスコ・アレッツォ(Francesco Arezzo)氏です。
アレッツォ会長は、ロータリーの価値を「行動につなげること」に重きを置き、「Unite for Good」というRI会長テーマに沿って、地域に根ざした奉仕と国際的な連帯の重要性を世界に発信しています。
また、次年度にRI会長に就任予定のRI会長エレクトは、ナイジェリア出身のオラインカ H. ババロラ(Olayinka H. Babalola)氏です。
RI会長エレクトは、次年度のテーマ「持続可能なインパクトを生み出そう」というテーマが先日発表されました。ロータリーの理念と活動が継続的に発展していくよう、世界規模での準備と調整を行います。
地区とガバナーの役割
世界のロータリーは「地区(ディストリクト)」という単位に分かれて運営されています。
私たちが所属するのは国際ロータリー第2720地区です。熊本県と大分県が属しています。
第2720地区を統括するのがガバナーであり、現在のガバナーは藤田千克由(ふじた ちかよし)ガバナーです。
ガバナーは、RI会長の方針を地区内に伝えるとともに、各クラブを訪問し、助言や支援を行います。その役割は、クラブに指示を出すことではなく、クラブの自主性を尊重しながら、地区全体の調和と成長を促すことにあります。
次年度の第2720地区ガバナーに就任予定なのが、延岡研一(のべおか けんいち)ガバナーエレクトです。
ガバナー就任までの研鑽
ガバナーは、選ばれてすぐに務まる役職ではありません。
ガバナーに就任するまでには、ガバナー・ノミニー・デジグネート、ガバナー・ノミニー、ガバナー・エレクトという段階を経ながら、数年にわたって準備と研鑽を積みます。
その中でも重要なのが、毎年1月にアメリカ・フロリダ州で5日間にわたって開催される「国際協議会(International Assembly)」への出席です。
ここでは、世界各国から集まったガバナーエレクトが一堂に会し、RI会長エレクトやRI理事から直接、ロータリーの方針、地区運営、リーダーシップについて学びます。
さらに、ノミニーやデジグネートの段階から、国内で開催される各種の研究会やセミナー、地区研修協議会などに継続的に出席し、知識と経験を深めていきます。
ガバナーとは、こうした長期間の学びと準備を経て、地区を託される存在なのです。
グループ・地域という考え方
地区の中には、複数のクラブをまとめた「グループ」という単位があります。
これは上下関係ではなく、クラブ同士が連携し、学び合うための実務的な枠組みです。
ガバナー補佐は、グループ単位でクラブを支え、地区とクラブをつなぐ役割を担っています。
ロータリアンとしての義務
ロータリーは自主的な団体ですが、会員にはいくつかの大切な義務があります。
その一つが人頭分担金の支払いです。
これは、国際ロータリーや地区の運営、公式資料の整備、ロータリーの信頼性維持などに使われます。
人頭分担金は、世界のロータリーを支えるための分担金であり、私たちが国際的な奉仕の輪の一員であることを示しています。
例会への出席、広報誌の購読と併せて3大義務と言われています。また、奉仕活動への参加、クラブ運営への協力も、ロータリアンとして大切な責任です。
しくみを知ることは、誇りを持つこと
ロータリーのしくみを知ることで、自分のクラブの活動が、地区へ、そして世界へとつながっていることが実感できます。
ロータリーの組織は、会員を縛るためのものではなく、奉仕の心を育て、行動につなげるための土台です。
その一員として参加し、学び、関わることが、ロータリアンであることの喜びであり、誇りなのではないでしょうか?







