「ロータリーって何?」と聞かれたら?
「ロータリーって何?」と聞かれたら
「ロータリーって何をしている団体ですか?」
私たちがこの質問を受けたとき、どのように答えるでしょうか。
先日、大分市の足立信也市長に面会の機会を頂きました。地区大会の実行委員長と来賓担当責任者の方をお引き合わせする目的でしたが、その場で足立市長から「そもそもロータリーって何なのですか?ライオンズとどう違うのですか?」と尋ねられました。
みなさんなら、なんと答えますか?
私はちょっとしどろもどろでしたが、「まず、ロータリーの方が歴期が古いのです。ロータリーは1905年にアメリカシカゴで誕生しましたが、ライオンズはそれより10年以上後です。ライオンズは身近な社会貢献活動を行うことを目的にしているようですが、ロータリーには奉仕活動を通じて自己研鑽を行い、倫理観を高め、自分自身を成長させることを目的とする、という価値観があります」と答えました。
さまざまな答えがあると思いますが、あらためてマイロータリ―やRLIテキストを紐解き、私たちが所属しているロータリーについて考えてみました。
ロータリーは、世界200以上の国と地域に広がる奉仕団体で、さまざまな職業をもつ人々が集い、親睦を深めながら、地域社会および国際社会に貢献する活動を行っています。
単なるボランティア団体ではなく、「職業を通じて社会に奉仕する」という考え方を基盤としている点が、ロータリーの大きな特徴です。
ロータリーの根幹には、「奉仕の理念(Service Above Self)」があります。
これは、「自己の利益よりも他者への奉仕を優先する」という価値観です。
その理念のもと、クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕を柱として活動しています。そしてこれらの奉仕活動の要になるのが親睦です。
会員はそれぞれ異なる職業を持ち、その専門性や経験を生かして社会に貢献します。
自らの職業を正しく行い、信頼される仕事を続けること自体が奉仕である、という「職業奉仕」の考え方は、ロータリー独自のものです。
ライオンズクラブとの違い
よく比較される団体に、ライオンズクラブがあります。
両者はともに社会奉仕を目的とする団体ですが、その成り立ちや考え方には違いがあります。
ライオンズクラブは、「We Serve(我々は奉仕する)」をモットーに、献血活動や清掃活動、視力保護活動など、分かりやすい直接的な奉仕活動を重視しています。
一方、ロータリーは、奉仕活動そのものだけでなく、「人を育てること」「考え方を育てること」を重視します。
例会や研修を通じて奉仕の理念や倫理観を学び、会員自身が成長することが、より良い奉仕につながるという考え方です。
言い換えれば、
ライオンズは「まず行動する団体」、
ロータリーは「学びと親睦を土台に行動する団体」
と表現することができます。
ロータリーには、「四つのテスト」という行動指針があります。
それは、
・真実かどうか
・みんなに公平か
・好意と友情を深めるか
・みんなのためになるかどうか
という四つの問いです。
この指針は、奉仕活動だけでなく、日々の仕事や人間関係にも活用できるものです。
ロータリーは、活動を行う団体であると同時に、生き方や働き方を見つめ直す機会を与えてくれる団体でもあります。
「ロータリーとは何か」を一言で
ロータリーとは、
「職業人が集い、学び合い、友情を育みながら、社会をより良くするために行動する団体」
と言うことができます。
奉仕活動を行うだけの団体ではなく、
奉仕できる人を育てる団体。
それがロータリーの本質ではないでしょうか?
「ロータリーって何ですか?」と問われたときに、きちんと説明ができて、そして説明を受けた相手が「それなら私も入会したい」と思ってもらえるような、そんな回答をぜひ日頃から準備しておいて欲しいと思います。







