ロータリーの魅力発見

先日熊本で、当クラブの職業奉仕事業である職業奉仕の表彰式が開催されました。私は残念ながら出席できませんでしたが、素晴らしい表彰式が開催されたようで、嬉しく思います。

「職業奉仕」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?私がロータリーに入会して、一番理解が難しいと感じていたのがこの「職業奉仕」という観念でした。いろんな先人の話を聞いたり、書籍を紐解いたりして学んでいるつもりですが、いまだに理解できている気がしません。

先週の例会で会長が「古賀会員が紹介してくれた」と紹介されたRI2760地区の「超入門 職業奉仕の入り口」はわかりやすい文書だと思います。ぜひみなさんにお読み頂きたいと思います。

その中にこんな一文がありました。

『職業奉仕とは、職業サービスを念頭に相手の立場に立った職業活動を行い、相手の喜びを自分の喜びとしながら、職業人としてのより高い倫理の向上に努め、世の中に広めていくこと』

職業奉仕に関わらず、ロータリー活動や自らの生き方にも置き換えられる一文だと感じました。

職業奉仕を語る時に必ず引用される職業倫理の声明のひとつに、ロータリーで広く知られる 四つのテスト があります。

現行はこれに照らしてから
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか

この四つの問いは、日々の業務や生活の中で私たちの判断基準となるものですが、これらを実践することは、特別な奉仕活動ではなく、基本的な生活態度でありたいものです。余談になりますが、この四つのテストは、他人の言行をジャッジするものではなく、あくまでも自らを省みるためにあるものである、ということです。

日本においては、職業奉仕は長らく「良き職業人であれ」という内面的な修養として重視されてきました。誠実に仕事に向き合い、顧客や社会から信頼される存在であること自体が奉仕であるという考え方です。この価値観は、ロータリーの精神を支える重要な柱であり、今なお大切にされるべきものです。

一方で、現代のロータリーでは、こうした内面的な倫理観に加え、専門性を社会に積極的に活かす「実践としての職業奉仕」も求められています。例えば、自らの知識や技術を地域社会の課題解決に役立てることや、次世代への指導・育成に関わることなどが挙げられます。これは、自分の職業が社会とどのようにつながっているのかを意識し、その価値を広げていく取り組みでもあります。

重要なのは、「倫理」と「実践」の両立です。どれほど優れた活動であっても倫理を欠けば信頼は得られず、逆に理念だけで行動が伴わなければ社会に影響を与えることはできません。職業奉仕とは、この両者を日々の仕事の中で体現していくことにほかなりません。

では、クラブとして実施可能な職業奉仕事業とはどんなものがあるのか?「ロータリー入門書2-17=2018年度版」(前原勝樹・重田政信著/渡辺好政改訂版著者)には、「表彰」を挙げています。その時に、わが社の従業員を表彰することはロータリーの社会性が失われるが、会員外の事業場の従業員を対象にするのは難しい、そこで好況に奉仕しながら、表彰の機会の少ない方々を目標にするのが良い、と書いてありました。ただし、他の機関で表彰したものと重ねて表彰することはロータリーの権威を失墜するので注意が必要だそうです。次年度以降の選出の参考になれば幸いです。

また、表彰以外にも、就職相談や職業指導、職業情報やロータリーボランティアの新設などが活動例に挙げられていました。今後の活動の参考になりそうです。

私たちロータリアンにとって、自らの職業は単なる生計の手段ではなく、社会に貢献するための大切な手段でもあります。自分の仕事が誰のために、どのような価値を生み出しているのかを問い続けること、その姿勢こそが職業奉仕の実践とも言える気がします。


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