第30回例会【通算第85回】(2019年3月4日開会)
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2720 Japan O.K. ロータリーEクラブではFAXでも受け付けております。
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下記の「今週の設問」にご回答ください。回答方法は次のとおりです。
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すべての設問に対して回答する必要はありません。
開会点鐘・歌の斉唱
会長の時間:「国際奉仕のつどい」に参加して
先日、「国際奉仕のつどい」に参加させていただきました。私の他には、我がクラブからは早水琢也会員、松浦倫会員が参加されていました。総勢80人ほどの参加者で、日曜日にも関わらずたくさんのロータリアンが集まっていました。
今回、私が大変楽しみにしていたのが、大類隼人先生のお話が聞けることでした。我がクラブでも、2017年8月7日開会された第6回例会【通算第13回】で卓話をいただいた事があり、勝手に親近感を感じていました。
大類先生は、Future Codeという認定NPO法人の代表理事を務めています。この団体は、「世界にある医療のいきつかない災害、貧困地域において医療支援を行う」「現地主導を重視し、現地の人々と教育、医療システムを創り上げる」「問題が起こる根底には何があるのかを考えて、解決をもたらす「鍵」を考える」「日本人としてのアイデンティティーをもって活動する」と、この4つの理念のもと活動している団体です。そして、メンバーには医療従事者だけでなく、行政書士、デザイナー、IT関連、大学関係者など多種多様な職種のかたが「世界中の医療に未来への鍵を」という同じ思いのもと集まっています。
現在、大類先生はバングラデッシュで医療活動を行っているそうです。バングラデシュはインドの東に位置しており、1日1.9ドル未満で暮らす極度の貧困層は人口の43.6%にもなる(World Bank data、2010)そうです。そして、アジア3位となる人口でポテンシャルは高いものの、洪水などの災害も絶えず、多発するサイクロンやそれに伴う氾濫などの地理的・気候的要因もあり貧困国の一つにあげられます。そして、国民の大多数は土地を所有せず、洪水の危険性が高い低湿地に住んでいるため、水を媒介として、コレラや赤痢などがたびたび流行している地域です。その上、バングラデッシュ政府は、飲料水の衛生状態の改善のため、井戸の整備を独立後に進めてきましたが、多くの井戸が元来地層中に存在した水素が高濃度に含まれており、多くのヒ素中毒患者が発生しています。そのため、人口の4分の1以上が水素中毒やヒ素による発癌の危険にさらされていると考えられているそうです。このような状況を、大類先生は医師として、少しでも救える命を増やそうと医療活動を行っているわけです。
そんな大類先生は、実はロータリーとの関わりも深く、医療設備のない場所での医療処置の方法がわからず、見様見真似で行っていた医療活動にも限界を感じていた時、欧米で途上国での医療マネージメントを専門とする学部があることを知り、再び学び直したいと思ったそうです。しかし、その時には団体の立ち上げとそれまでの活動に全ての私財を使い果たしていたそうです。そんな時、兵庫県の加古川平成ロータリークラブの方から、グローバル奨学金の事を教えてもらい、それを活用して、英国のリーズ大学院の国際公衆衛生学部を卒業され、マスターを取得することができたそうです。これ以後、途上国での活動をより積極的に行い、それに並行して兵庫県2680地区のロータリー学友会のメンバーとしても、国際支援の活動に関わっています。
今回の大類先生のお話はとても興味深く、そしてこのように職業奉仕をされている方がいることに感銘を覚えました。みなさんにもぜひ大類先生のような本気で「世界をよくしたい!」と考える方がいることを知って欲しくて今回の会長時間で報告させていただきました。そんな大類先生はまだ30代だそうです。この先がますます楽しみですよね。そして、現在、財団寄付のお願いを佐藤知博幹事が我々のフェイスブックページでアンケートを行っています。このように、我々の寄付が大類先生のように高い志をもって世界のために活動するための原動力となっています。ぜひ、財団寄付にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
出席報告
例会 第29回【通算第84回】 2019年2月25日正午~3月4日正午(出席数・出席率 3月4日正午)
会 員 数 |
出 席 義 務 者 |
出 席 数 |
出 席 率 |
補 填 数 |
修正 出席率 |
61 | 60 | 54 | 90.00% | 0 | 90.00% |
例会 第28回【通算第83回】 2019年2月18日正午~2月25日正午(出席数・出席率 3月4日正午)
会 員 数 |
出 席 義 務 者 |
出 席 数 |
出 席 率 |
補 填 数 |
修正 出席率 |
61 | 60 | 51 | 85.00% | 0 | 85.00% |
例会 第27回【通算第82回】 2019年2月4日正午~2月11日正午(出席数・出席率 2月18日正午)
会 員 数 |
出 席 義 務 者 |
出 席 数 |
出 席 率 |
補 填 数 |
修正 出席率 |
62 | 61 | 53 | 86.89% | 0 | 86.89% |
幹事報告
(1)報告
(2)来信紹介
(3)各種行事のご案内
(1)幹事報告
1.米山奨学生、クラブカウンセラーの募集
カウンセラーの仕事はわかりやすく言うと奨学生のお世話をすることです。
例えば、地区行事などへ奨学生と一緒に参加することや、奨学生が卓話をする為に
色んなクラブを回るとき一緒に行くことなどです。
また、実際会ったり、ネットミーティングでのカウンセリングを行って頂き
困りごとがないかなどを確認することが主な内容です。
国際交流が図れる機会です。詳細は、幹事佐藤まで連絡ください。
2.R財団寄付金アンケートの返答願い
2月18日例会にて尾林委員長より委員会報告があったように年次寄付をお願いしております。
返答を25日までにお願いいたします。
3.国際交流デイのミーティング開催について
遠隔でも参加頂けるようにZoomで行っております。
次回委員会の開催は、3月14日(木)19時~です。
参加をお待ちしております。
◆本番◆ 国際交流デイ 4月28日(日)大分市コンパルホール
詳細は今後の例会にて、随時報告致しますが、スケジュールを開けるようにお願い致します。
協議事項企画案(会員専用ページ)
【再掲載】
1.平成31年1月~6月の下期会費等、振込が終わられてない方は速やかに対応願います。
2.インターアクトの今後の例会は、3月6日(水)、13日(水)です。
(2)来信紹介
<来信紹介>
1.3月Rレート 110円
2.月間リソース Rotary Shop 出版物リニューアルのご案内 出版物申込
3.ロータリーデーの旗 横断幕貸し出し 申込書
4.米山奨学生の件 本クラブの米山奨学生のプロフィールが事務局に届いております。
個人情報の為、詳細は事務局へお問い合わせください。
5.中津平成RC創立30周年記念式典 4月20日(土)
(3)各種行事のご案内
◆
日付:03月09日(土)15:00~20:30 (14 時受付開始)
内容:熊本RC創立80周年記念式典 案内 登録 プログラム
場所: 熊本ホテルキャッスル 2F キャッスルホール
登録者:尾林会員・前田(雅)会員
◆
日付:03月31日 (日)10:00(登録開始:9:00)~16:30閉会点鐘
内容:地区研修・協議会の案内(登録〆切2月18日)
場所:ホルトホール大分
登録者:早水 久保田 安部 片山 植山 陶山 前田(雅)
足立 髙山 中川 今長 村田 松浦 各会員
◆
日付:04月06日(土)~07日(日)
内容:RI囲碁大会
◆
日付:04月28日(日)
内容:第7回全国インターアクト研究会 福岡国際会議場
案内 プログラム 連絡先一覧 登録 会場
追加情報
全国RAC研修会プログラム 登録クラブ用
登録: 安部会員 薬真寺会員 赤木さん(IAC会長)
◆
日付:05月25日(土)12時登録開始
内容:杵築RC創立50周年記念式典 表 裏
場所:住吉浜リゾートパーク
登録希望者:早水会長エレクト・片山副会長・尾林会員
◆
日付:06月02日
内容:ハンブルグ国際大会
表紙 案内 参加申込書 登録申込書式 登録申込書式サンプル 行程A 行程B 行程C
登録者:尾林会員
◆
日付:06月23日(日)11時00分(登録受付 10時30分)
内容:ジャパンカレントロータリーEクラブ創立5周年記念式典
場所:メインホテル
登録希望者:宮迫会長・片山副会長・早水会長エレクト
幹事 佐藤知博
<サポーターの地区別・クラブ別人数>
【お礼】
2019年3月3日現在、総数73名のクラブ外ロータリアンの皆様に「サポーター」となっていただきました。
心より感謝申し上げます。
【サポーター制度について】
当クラブにはサポーター制度があり、サポーターを随時募集中です。
サポーターの会費は年間(6月末までの年度毎)¥10,000(税込み)で、サポーターの方にはメークアップ証明書を無料で発行致します。
会員各位におかれましては、お知り合いのロータリアンに制度をご案内いただき、おひとりでも多くの方にサポーターとなっていただき、当クラブ運営に参画いただければと存じます。
【サポーター数】
(2019年3月3日現在)合計 73名
他地区計(6名)
地区 | クラブ名 | 人数 |
---|---|---|
3350 | バンコク スリウォン | 1 |
2580 | 東京御苑 | 1 |
2750 | 東京世田谷 | 1 |
2740 | 佐賀 | 1 |
2740 | 唐津中央 | 1 |
2700 | 福岡東 | 1 |
2720地区計(67名)
地区 | クラブ名 | 人数 |
---|---|---|
2720 | 熊本菊南 | 1 |
2720 | 熊本 | 2 |
2720 | 熊本東 | 4 |
2720 | 熊本城東 | 5 |
2720 | 熊本江南 | 1 |
2720 | 熊本西南 | 1 |
2720 | 熊本西 | 1 |
2720 | 熊本中央 | 1 |
2720 | 熊本西稜 | 1 |
2720 | 人吉 | 1 |
2720 | 中津 | 10 |
2720 | 日田 | 1 |
2720 | 宇佐2001 | 3 |
2720 | 大分 | 1 |
2720 | 大分臨海 | 8 |
2720 | 大分南 | 4 |
2720 | 大分中央 | 7 |
2720 | 大分1985 | 7 |
2720 | 大分城西 | 1 |
2720 | 大分キャピタル | 4 |
2720 | 竹田 | 1 |
2720 | 津久見 | 2 |
理事会報告
今週はございません。
委員会報告
ロータリー財団委員長 尾林 邦生
ロータリー財団について、年次基金寄付を継続して募っています。
よろしくお願いいたします。
※ 出席率100%会員 ※
2019年2月で 1年になります「出席率100%会員」につき 会員専用サイトにてご確認ください。
(3月のお祝いページにて掲載しています)
https://ok2720eclub.jp/member/
今週のスマイルボックス
♡ 中川 宝星 会員 3口
ロータリー研究会での発表で、アンドリュー信子様からロータリーボイスのブログに執筆してくださいとの依頼を受けましたので、スマイルします。
ゲスト卓話:地域つくりとイノベーション
裏 正亘 氏
(大分東ロータリークラブ 親睦活動委員・
国際ロータリー第2720地区 2019~2020年度 社会奉仕委員会 委員・
株式会社the ground noise 代表取締役社長・
大分県芸術文化振興会議 理事)
大分東ロータリークラブ、株式会社the ground noise代表取締役の裏と申します。このような機会を頂き感謝しています。
いきなり本題から入ります。
地域つくりに大切な事は「イノベーション」「リノベーション」「サスティナブル」「地域活性化の位置付け」です。
地域の活性化という言葉が日々飛び交っていると思いますが、地域活性の位置付けは地域によって違います。
そして、まず頭に置いておかないといけない事は「価値観は人によって違う」という事です。答えは一つでは無いように感じます。
イノベーション
イノベーションの意味は直訳では技術革新ですが、現在はもっと多角的な意味としてとらえられているように感じます。
「イノベーション」=「新しい価値観で物事を捉え発展させる」
新しい価値観の見い出し方は、今までそこにあるものを知り尊重し引き上げる事により、その延長線上にある未来のビションと、現在の環境に応じたスパイスを加えその地域の魅力の引き上げるという方法により、少しずつ見えてくる事があります。
全ての物事は伝統的なものやアカデミック(基本)があるからこそ、コンテンポラリー(現代的な)が存在し意味をなします。
そしてさらにその伝統的なものやアカデミックなものも当時はコンテンポラリーであるという事。
絵画で言うと印象派も当時は前衛でした。
1990年(当時20歳)の時に湯布院にgallery blue ballen(ギャラリーブルーバレン)という小さな雑貨屋とギャラリーをオープンしました。最初に大家さんに「お金はありませんが、こんな事がしたい!!」とビールを持って一方的に想いを伝えました。
当時は今の湯布院のようにお店がたくさんありませんでしたので、湯の坪通り(湯布院のメイン通りです)に小さな倉庫を借り、内装も見よう見まねで手作りし、商品を仕入れるお金が無かったので自分で廃材や流木を拾って、雑貨やオブジェを作り販売しました。最初は「絶対に売れる!!」という根拠の無い自信で作り続けていましたが、なかなか売れませんでした。売れなくても作り続けようと作っている時に「自分がお金を使う時はその時自分に必要な時にお金を使う」というとても当たり前の事に気づきました。
喉が乾いたからジュースを買うように・・・
そこで物づくりの考え方を変えてみました。
生活に必要では無く、心に必要なカタチを作ろうと。
それから1年でそれまでの10倍近く売れていきました。
自分自身の物事の捉え方を変えると、アウトプットも変わってくると知りました。
自分の知識や物事の見方を変える事は新しい価値観を見いだすスタートなのだと気づきました。
そしてその価値観が社会的に一般的にどの位置にあるかは様々な事を知る事により見えてくる気がします。
自分はよく旅に出ます。
その時に国や地域によって綺麗な景色を観たり、そこの風の匂いや川の流れ、そして郷土料理も旅の魅力の一つです。
味覚(美味しい)も地域性があるところも価値観の違いの一つなのかもしれません。
リノベーション
2014年に現在の株式会社the ground noiseを大分市中央町に設立しました。
それまでの物づくり、アートマネージメントから全く違う仕事を始めました。仕事を変えた理由は出身地に戻りたいという事と、多くのアーティストとの出会いによって物づくりの真摯さを知り、売りたいから始めた物づくりをもう一度見直したいと考えて一度物作りを辞めようと考えました。
それまで自分が作っていた雑貨やオブジェなどは1ヶ月多い時は数百点近く、20年間の売れ続けてくれていましたので、なかなか辞めるタイミングが掴めずにいました。
そして新しく始めたのは飲食店(レストラン)です。
大分市中央町にある15年使っていない倉庫をリノベーションし「the bridge」というレストランを作りました。
正確に言うとレストランを作りたかったのではなく、レストランという形態を取ったオルタナティブスペースを作りたいと考えました。
ちょうど2014年大分駅とアミュプラザ大分、大分県立美術館が開館する1年前となります。
大分市のコミュニティ・デザインが書き換えられる時期に「人と人、人と物、物と物とが多角的に繋がる場(bridge~橋〜)」であり、オルタナティブ(既存のものに取って替わる新しいもの、もう一つの新しいカタチ)であり、ロックで言うと枠を超えるという意味を持つ「場つくり」でした。
伝統的な日本料理をベースとし現代の要素を取り入れた料理、100名着席(スタンディングで200名)の空間、ライブハウスと同等の音響、ピアノ、3画面で構成しているプロジェクター、サービスホスピタリティー、大分の家具職人による家具、大分の陶芸家の器、大分伝統工芸の箸、大分県産の食材、最新の幅広いBGM、アート、書籍などで構成しました。
ランチタイムは1種類の月替わりのコースランチをしています。
それ以外の時間は通常営業はせず基本完全予約制としています。
夜は様々な団体の貸切の営業となっています。
大分の若手オーガナイザーによるクラブイベントから、芸術関係の発表会、イベント、スポーツ関係のイベント、学校、病院、企業などの貸切でのパーティーや宴会、歓送迎会、結婚式二次会そして完全オーダーメイドのプレミアムレストランウエディングなどを行っています。
振り幅を広い物事に対応しながら、シンプルな箱では無く個性ある空間を作り、
「進化するレストラン」というコンセプトです。
内装、サービス、設備、ディスプレイなどが不定期で変化していきます。
そこにいる人により少しずつ環境を進化させています。
物事を進める為だけに人があるのでは無く、その人の個性を活かした仕事を取込みながら形を作っています。
オープン前の工事中にトークイベントやライブを行い、その時点から既にスタートをきっていました。
もちろん完成形もあります。
現在オープンして7年ですので、後3年後にある一つの形が出来るのではと考えています。
10年1仕事です。
よく街つくりで古い建物を再利用するケースも多いですが、古い建物を再利用しただけではリノベーションとは言えない時代だと考えています。
現代のリノベーションの意味はそこの地域や人や必要な事の流れなどカタチ無いものとビジネスを踏まえたマネージメントもデザインするものなのかもしれません。
古い建物(建物以外も含む)をリノベーションし「場」をつくり、それをどう活かすかイノベーションする事「出来事」の両方が大切だと考えています。
結局、物つくりは変わってないのかもしれません。
形あるものと、カタチ無いものと・・・
でもその中心にあるのは人とプランです。
お金が無ければ無いなりのやり方があると思います。
リノベーションその2
働き方のリノベーションにも取り組んでいます。
the bridgeはクリスマス、年末年始、GW、お盆にお店を閉めます。
仕事は家族の為にするものものです。
サービス業だからと言って家族と大切な日に一緒に過ごせないと意味が無いと考えています。
これも働き方改革の一つなのかもしれませんが、「人」が財産であり武器でもあります。
効率よく集中的に質の高い仕事が出来る環境つくりをする必要があると考えています。
これも価値観なのかもしれません。
サスティナブル
さらに継続可能にする為に重要な事は、自分が自分らしく成長していける為に必要な事は何か、必要で無いものは何かを知り、日々積み上げて少しずつカタチにしていく事がまず大事だと考えています。
「学び」
ただ続けるだけでは無く、継続とは成長し進化を続ける事だと思います。
やる気だけでなく、目標に段階的な期限をつけ成果を積み上げていく事。
そして何よりポジティブでありながら踏ん張れる力を持つ事。
調子が良い時は誰でも前に進めますが、大変な時に踏ん張れる力が継続可能に必要な要素なのかもしれません。
継続だけでもかなり大変ですが、未来を見越して少しずつ進化させていかなければ次世代、またその次世代に良い形で繋げていく事が出来ないのではないかと思います。
伝統文化
そして「地域つくり」に大切なのは地域の方々と繫がり、そしてそこで汗をかく事です。
それは新しく自分が作ろうとする物事を頑張るだけでなく、そこに昔からあるものを引き上げる為に汗をかく事も大事な事だと考えます。
例をあげると神社のお祭りです。
実は街づくりの最終地点はその地域にある伝統的な神社のお祭りと言われています。
皆さんご存知の通り大分市中心市街地には長浜神社、春日神社、若宮神社、王子神社、恵比寿神社、西新町天満社の夏祭り(お神輿)があります。
この大分市内中心部の神社の役員同士、お互いのお神輿を担ぎに行きます。
お神輿の練り方もお囃子も全国的に珍しい大分市独特の文化があり、人と人の繫がり(コミュニティ・デザイン)があります。
よく街つくりでこの「コミュニティ・デザインの創出」という言葉が出てきますが、実は大分市中心部には昔から独自のコミュニティ・デザインが存在しています。
お祭り(お神輿)を通じての人の繫がりは災害時などでもきっと協力し合う事となると思います。
ただしっかり各自の責任を果たし、繫がりを深める努力が無いとカタチだけになってしまいます。
そしてそこには「楽しい」又は「楽しむ」が重要です。
ちなみに自分は西新町天満社の役員で神輿まわりのお世話をさせて頂いています。
もちろん他社にもお神輿を担ぎに行き夏を楽しませて頂いています。
(片島大分社は10月ですが・・・)
お祭りの話しをすると長くなってしまいますが、自分は大分市中心部での「伝統」に携わっている事を実感し誇りに思っています。
そして何より素晴らしい仲間がたくさんいます。
ある大分市中心部に住んでいる女子高校生のブログに「お祭り大好き!!地元最高!!」というのを見て嬉しくなりました。
これは一例ですが、そこに昔からあるものを大切にしながら、現代の新しい要素(目線)を入れる事により新しい価値観が生まれるきっかけになるのかもしれません。
芸術文化
お祭りは「伝統文化」ですが、生活や人生を豊かにしてくれる重要なものの一つに「芸術文化」があります。
昨年は国民文化祭おおいた2018も開催され、「芸術文化」という言葉を多く聞いた年ではなかったでしょうか?
文化とは音楽、美術、文学、舞踊など人が作り出すものの事を言います。
大分県民性として保守的に伝統を大切する部分と新しいものを受け入れる部分とがあり、昔から県民によって芸術文化、伝統文化の軸が育まれてきました。地域つくりではこの「伝統文化」「芸術文化」も大きなキーワードとなっています。
インターネットが普及している時代、情報はたくさん知る事が出来ますが、本物をどれだけたくさん体験(体感)しているかによって、伝統文化、芸術文化の素晴らしさを深く知る事が出来、日常生活が豊かになります。
「その土地で生きているだけで幸せ」と感じる日常があれば、商店街のシャターが上がらなくても、少なくなった子供達やお年寄りが穏やかな笑顔があれば本当はいいのかもしれません。
ただし、芸術文化の必要性を実感する為には数多くの本物を知る必要があります。
ビジネス
地域活性で重要なものに行政機関での子供達、お年寄りの生活や健康サポート、施設管理や道路の保全などインフラ整備、地域の魅力を引き出すイベントなどの元となっている税収があります。
そこで重要になるのは経済活動です。
魅力ある地域には必ず素晴らしい企業が存在しています。
それらの企業はそこの地域のステイタスとなり、税収、雇用だけでなく、生活環境支援、スポーツ支援、芸術文化支援などにより民間企業を中心としたコミュニティ・デザイン(人や環境の繫がり)が存在します。さらにその企業の代表者はある意味地域のヒーローとなりその地域を様々な関係者や関係機関と共にその地域を先導する役目ともなります。
「ビジネス」=「現在人々が必要としている物や事、又はこれから必要とされる物や事」
企業はその地域と連動したり、貢献しながら育っていくのかもしれません。大分県内を含め全国で魅力ある地域ではこの事例がたくさんあります。大きな企業になったから地域貢献するのか、地域貢献する意識を持つ企業だから大きくなったのか、どちらが先かわかりませんが、どちらが先でも同じ結果になるのかもしれません。
企業だけでなく、個人商店も同じ事が言えます。
魅力あるお店が数件あるだけで、そのお店を目指して人が来てくれます。
もしそういうお店が数十件あると・・・
新しい魅力的なお店が増えれば増えるほど、今度はそこに昔からある古き良きものの魅力が自然と引き上げられます。
地域の方々の意識を高め連帯感を作るための伝統行事、イベント、コミュニティスペースや勉強会(その後の飲み会)も大事ですが、具体的な長期計画、戦略を実行する行動力も同時に必要です。
「ビジネス」にはこれら全ての要素が必要となるように思います。
「地域つくり」も同じ事がいえるのかもしれません。
まとめ
地域つくりに必要な事は「どんな地域にしたいか?」に始まり、地域の方々が今までして来た事を尊重し引き上げながら、新しい価値観でその地域に必要な物事を作り、話し合える環境作りと未来への小さな積み上げを行っていく事だと考えます。
大きな良い物事(出来事)は必ず小さな物事(出来事)が積み上がって構成されると思っています。
そして何よりビジネス、地域貢献においての先導役の総合的なスキルが高くないとその地域は伸びません。
「富士山のように高い山でなければ裾野は広くなりません。そして高い山が連なった山脈は夏でも冬でも美しいものです。その美しい山脈から流れる美しい川は植物を元気にしながら裾野を通り平野に流れ、そして海となります。」
地域つくりで一番大事な事は個々の「自分づくり」です。
当たり前の事ですが、そこに生活している人の意識や心がけが「今、現在の地域」となっている現状を受け止めながら、生活している人達の意識を時間をかけて高めていく必要があります。
まず、自分から。
閉会点鐘
メークアップ
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