姉妹地区・姉妹クラブと交流を!
ロータリーにおける姉妹地区・姉妹クラブについて
みなさま、昨年度に引き続き、クラブ研修リーダーを拝命しました植山です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
今回のトピックは姉妹地区と姉妹クラブについてです。
ロータリーにおいて「姉妹地区」「姉妹クラブ」の締結は、国や文化を越えて友情と協力の絆を築くための重要な制度です。これらの協定は、ロータリーの基本理念である「超我の奉仕」を国際的な視野で実現し、持続可能な奉仕活動や相互理解を深める土台となります。
姉妹地区とは
「姉妹地区」協定は、複数のロータリー地区間で公式に締結されるパートナーシップです。各地区は、相互訪問、情報交換、共同奉仕プロジェクトの推進などを通じて、友好関係を深めていきます。特に国際的な奉仕や青少年交流、災害支援などの分野で協働する機会が広がり、地区全体の活動の幅を広げることができます。
2720地区(大分・熊本)は、2022-2023年度に台湾の3523地区(台北市南部エリア)と姉妹地区協定を締結いたしました。この協定により、両地区間での交流がより一層活発になり、国際的な視点を持った活動が展開されています。
姉妹クラブとは
一方で「姉妹クラブ」協定は、個々のクラブ同士が公式に結ぶ友好協定です。両クラブは、会員同士の交流や例会への相互参加、共同奉仕プロジェクト、オンラインミーティング、青少年交換などを通じて、実践的かつ継続的な国際交流を行います。
2720地区に所属する2720 Japan O.K.ロータリーEクラブは、2022-2023年度、台湾の台北市南山ロータリークラブ(Rotary Club of Taipei Nanshan)と姉妹クラブ協定を締結しました。オンラインでの交流や相互訪問を通じ、互いの文化を尊重しながら、持続的な国際奉仕活動を展開していこうとしています。
2022-2023年度、堀川年度に台湾3523地区と姉妹地区協定を結ぶにあたり、
「同地区のロータリークラブと姉妹クラブになってみませんか?」
という提案が地区から出されました。当時私たちは創立7年目を迎えており、国際的な活動を目指すことを行動計画にも取り入れたばかりでしたので、その提案に手を挙げてみることにしました。はじめ地区は会員数のバランスから、同地区のあるクラブとのマッチングを勧めて下さいました。しかし、当時クラブ会長だった中川宝星パスト会長のローターアクト時代の台湾人の友人であるトミさんが当時台北市南山RCで宝星会長と同期の会長を務められており、やはり当地区のクラブとの姉妹クラブ提携を望んでいることがわかりました。できればその台北市南山RCとぜひ姉妹クラブ提携を行いたいと申し出てみたところ、先方のクラブもOKEクラブとぜひに提携を、と望んで下さり、めでたくマッチング成功に至りました。懐かしい思い出です。
昨年度、グローバル補助金事業でクラブの会員が台湾を訪れた際に台北市南山RCの会員さんと旧交を温めてきたのは記憶に新しいことです。また先日、ローターアクトの認証状伝達式に参列して下さったカオリさんは台北市南山RCの会員さんです。カオリさんは熊本TSMCの弁護士さんを務めれいらっしゃることもあり、しばしば来日されます。
さらに昨年度、古賀真由美会員の友人でいらっしゃる、マレーシアクアラルンプールの「Rotary E Club of One Kuala Lumpur」から、姉妹クラブ締結のお申し出を頂きました。こちらはEクラブ同士ですので、オンラインでのお付き合いもしやすいのではないかと期待しています。昨年度の理事会で、今年度中の締結が決定しましたので、国際奉仕委員会が主体となり、話を進めていく予定です。
先日創立したJapanO.K.ローターアクトEクラブは、バイリンガルの会員の集まりです。彼らと一緒に楽しい国際交流や国際奉仕が今後できるといいなぁと期待しています。皆さんもぜひ一緒に楽しみましょう!
結びに
姉妹地区・姉妹クラブの関係は、単なる形式的な協定ではなく、ロータリアン同士が信頼と尊敬に基づいて築く「心の絆」です。このようなつながりが、平和と理解を促進し、より良い社会を創る力となることを私たちは信じています。