委員会の役割を見直そう!
みなさん、こんにちは。クラブ研修リーダーの植山です。今年度も残りわずかになりました。先日、次年度の委員会構成が発表されました。これから(本当はもっと早くに終えているべきだったのですが・・・、ごめんなさい)、次年度の活動について各委員会で企画や準備を行っていくことになります。これを機会に、各委員会の役割について、一緒に再確認してみませんか?
この、クラブの委員会ですが、これはクラブが勝手に決めるものでもなく、またすでに決められているものをそのまま使うものでもありません。クラブリーダーシッププラン(CLP)に基づいて、各クラブの実情や状況に基づいて、カスタマイズして決めています。クラブの委員会については、ロータリー章典に下記のように規定されています。
クラブの各種委員会 :クラブの各種委員会は、クラブの年次目標と長期目標を実行する責務を担 う。会長エレクト、会長、直前会長が協力し、リーダーシップの一貫性と 計画の継続性を図るべきである。継続性を図るため、可能であれば、委員 会委員は 3 年を任期として任命されるべきである。会長エレクトは、任期 が始まる前に、委員会の空席を補填するために委員および委員長を任命し 、計画会議を設ける責務がある。委員長は、同じ委員会の委員としての経 験を有していることが推奨される。 標準ロータリークラブ定款第 11 条に従って常任委員会を任命し、クラブ の細則にこれを反映するべきである。
このクラブのリーダーシッププラン(CLP)は、クラブの継続的な成長・活性化・奉仕活動の強化を目的に、ロータリー国際本部(RI)が推奨する運営モデルです。
クラブリーダーシッププランでは、クラブは最低限、次の5つの常任委員会を設置することが推奨されています:
① クラブ管理委員会(Club Administration Committee)
• クラブ会合、理事会、親睦活動の企画・運営
• 出席管理と報告
• 会報の発行、クラブウェブサイトやSNSの管理
• クラブの運営に関わる事務全般の調整
② 会員増強委員会(Membership Committee)
• 新会員の勧誘と選考
• オリエンテーション、メンター制度の実施
• 既存会員の維持・関与の促進
③ 広報・公共イメージ委員会(Public Image Committee)
• ロータリーの公共イメージ向上のための広報活動
• 地元メディアとの連携、SNS活用、広報資料の作成
• クラブの活動や成果の対外発信
④ 奉仕プロジェクト委員会(Service Projects Committee)
• 地域社会や国際社会への奉仕プロジェクトの計画と実施
• プロジェクトのニーズ調査とパートナーシップの形成
• 効果測定・評価・報告
⑤ ロータリー財団委員会(Rotary Foundation Committee)
• ロータリー財団への寄付推進(米山奨学会含む)
• 補助金(地区補助金、グローバル補助金)の申請・管理
• ポリオ撲滅などの財団プログラムの理解と促進
• 米山奨学生のサポート
⑥クラブによっては、次のような委員会を設けることもあります:
• 青少年奉仕委員会(RYLA・インターアクト・ローターアクトなど)
• 職業奉仕委員会
• 国際奉仕委員会
• DEI委員会(多様性・公平性・包括性の推進)
• 戦略計画委員会(中長期ビジョンの策定)
• 危機管理・リスク対策委員会
当クラブでは一昨年度細則を変更し、それまで奉仕プロジェクト委員会の中に小委員会としてふくまれていた国際奉仕・社会奉仕・職業奉仕・青少年奉仕を、それぞれ独立した委員会としました。クラブの会員数が多く、人材に恵まれているのと、それぞれの奉仕活動が充実しているというのが理由でした。
また、戦略委員会は管理運営委員会の中に小委員会として設置しています。
毎年会長幹事は、次のようなメリットを考えて委員会構成を考えています。
• クラブ運営が明確に分担され、効率的に機能すること
• リーダーシップの継承が円滑になること
• 新会員も参加しやすくなること
• 中長期的なビジョンと継続性のある活動が可能になること
今年度は規定審議会が開催され、次年度はそれを受けて定款と細則を変更する年度になります。これを機会に、こういう委員会があった方が良いとか、こういう規則があるべきだ、などの意見があれば、ぜひ提案して下さい。
みんなのクラブです。みんなでより良くしていきましょう。そして次年度も、みんなで力を合わせて、より良い活動を行っていきたいと願っています!