ロータリーの魅力発見

ロータリーが提供する最大規模の資金援助プログラムで、国際的な人道的プロジェクトや教育・職業訓練、平和プログラムなどを支援するために利用されます。この補助金は、複数のロータリークラブや地区が協力して、広範な社会貢献事業を実施することを目的としています。私たち2720地区でも、特に昨年度から積極的にこの補助金を活用しています。
私たちOKEクラブでは、10周年までに、何かグローバル補助金を活用して、海外で困っている人たちに援助の手を差し伸べることを以前からクラブ戦略計画として考えていました。フィリピンシキホール島の子どもたちへの教育支援として、足踏み式ミシンを贈呈しようという案が徐々に具体化しているところです。しかし、グローバル補助金のしくみや申請の方法などがよくわからず、考えあぐねていました。

そんな時に、地区ロータリー財団部門の彌冨部門長(昨年度副部門長)から、台湾の3501地区から複数のグローバル補助金のパートナー募集が来ていますが、勉強がてら、受けてみませんか?というお声がけを頂きました。これが眼科用検査器具の贈呈の話です。最初私たちは、予算と資金の心配をしました。そのような予算はクラブの活動費として計上していなかったからです。また、まったく縁のないクラブや土地への支援が会員に受け入れてもらえるかどうか、という心配もありました。

その旨を正直に伝え、彌冨部門長と相談を重ねました。彌冨部門長もいろいろと調べて下さり、支援国としてのグローバル補助金への参加は、クラブ単位ではもちろんですが、個人単位でもできること。しかも、複数個人でも可能なことが分かりました。つまり、ロータリー財団へ通常行っている寄付を、グローバル補助金の方に今回充てます、と宣言(マイロータリ―から入力)するだけで良いのです。当クラブには、150ドル寄付して下さる会員がたくさんいらっしゃいますので、クラブの中川財団委員長がそういう方たちに事情を説明し、寄付をグローバル補助金の方に回して頂くご承諾を頂きました。そしてそれを今長前国際奉仕委員長がマイロータリ―に入力して書類手続きを完成してくれた、というわけです。

寄贈式には、クラブの会員8名が訪問し、事業の交流や意見交換が行われ、良い関係性と交流が築かれました。
この交流をきっかけに、友好クラブの台北市南山ロータリークラブからも、グローバル補助金の援助国として支援の依頼を受けることになりました。

他のクラブに支援を行うと、次に私たちが補助金事業を立ち上げた時には逆に支援国としてのサポートをお願いできることになります。グローバル補助金事業を行う時には、もちろんクラブの資金だけでなく、地区の資金も拠出されることになります。

これからも海外のクラブと積極的に合同事業を行っていくことができたら嬉しいと思います。ロータリーという国際組織に入会したからこそ実現できる国際貢献のひとつであると思うからです。

クラブの理事会や国際奉仕委員会では、こんな国際奉仕をしたい!という、会員の皆様のお声をいつもお待ちしています。


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