ロータリーの魅力発見

手続き要覧2025 (Manual of Procedure 2025)を読んでみよう!

先日のRLIパートIIIに、秋好会員が初出席して下さいました。秋好会員の参加の様子をこっそり見に行ったところ、ちょうど規定審議会のセッションを受講されていて、ファシリテーターの大森パストガバナーから手続き要覧について尋ねられているところでした。私も昨年度、RLI卒後研修を受講中に、故堀川パストガバナーに手続き要覧について尋ねられたことを懐かしく思いだしました。

みなさん、手続き要覧をご存じでしょうか?あるいは読んだことがある人はいますか?以前は冊子が配布されていましたが、昨今ではオンライン配信になっているようです。マイロータリ―からダウンロードできます。

手続き要覧とは何か。一言でいうと、
「国際ロータリーの管理方針や規約、理事会・管理委員会の決定事項をまとめた最新の基本資料」
です。最新、というのは、手続要覧は3年に1度の「規定審議会」での決定を反映して発行されるからです。次のように構成されています。

1 ロータリーの基本理念
2 ロータリーの戦略計画
3 国際ロータリー定款
4 国際ロータリー細則
5 標準ロータリークラブ定款
6 推奨ロータリークラブ細則
7 国際ロータリーのロータリー財団細則

前回発行された2022年の手続き要覧と最新の2025年版とを比較して、主な変更点をまとめてみました。


1. クラブおよび会員に関する規定の変更
•    新クラブ結成の最低会員数: 新クラブの設立に必要な最低創立会員数が、従来の20名から15名に引き下げられました。
•    例会の中止理由の追加: 標準ロータリークラブ定款において、理事会が例会を取りやめることができる理由に「地域社会での武力紛争がある場合」が新たに追加されました。
•    クラブの文化: 2025年版では「クラブの文化」という項目が新たに設けられ、多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)を重視し、尊重と積極的参加の文化を育むことが明記されました。
2. 財務・会費の改訂
•    人頭分担金の増額: 国際ロータリー(RI)に支払う半年ごとの人頭分担金が、以下のように段階的に引き上げられるスケジュールに変更されました。
o    2025-26年度:41ドル
o    2026-27年度:42ドル75セント
o    2027-28年度:44ドル63セント
o    2028-29年度以降:46ドル50セント
3. 審議会および立法手続きの変更
•    立法案の審議基準(電子投票): 規定審議会の直接会合前に行われる電子投票において、会合での審議から除外される、あるいは同意議題(一括審議)に含まれる基準となる数値が変更されました。
o    審議除外: 反対が70パーセントを超えた場合(2022年版は賛成20パーセント未満)。
o    同意議題: 賛成が70パーセントを超えた場合(2022年版は賛成80パーセント超)。
•    決議案の審議期限: 理事会が決議審議会で採択された決議を審議し、投票する期限が、従来の「1年以内」から「6カ月以内」に短縮されました。
•    代表議員の任期: 代表議員の任期の開始時期について、2025年規定審議会での改正(制定案25-57)に基づき、新たな規定が適用されます。
4. 地区および研修に関する変更(用語の変更)
•    「研修」から「ラーニング」へ: 従来の「研修(Training)」という言葉が「ラーニング(Learning)」に置き換わり、各セミナーの名称が変更されました。
o    会長エレクト研修セミナー(PETS) → 会長エレクト・ラーニングセミナー
o    地区研修・協議会 → クラブ・リーダーシップ・ラーニングセミナー
5. ロータリー財団に関する変更
•    管理委員の構成: 15名の管理委員のうち、元RI会長が務める人数が「4名」という固定から、「少なくとも3名、多くとも4名」という幅を持たせた規定に変更されました。
•    使命声明: ロータリー財団の使命声明に、従来の項目に加え「環境保護に取り組む」「貧困をなくす」という表現が明確に含まれるようになりました。
6. ガバナーに関する規定
•    ガバナーノミニーの選出時期: 地区はガバナーノミニーを、就任する24~36カ月前に選出することとされました

いくつかの変更点について、その背景を見てみましょう。
たとえば、2022年版の手続要覧では、新クラブは「少なくとも20名」の創立会員が必要であると規定されていました。しかし、2025年規定審議会での決定を反映した最新の2025年版手続要覧(035-MOP)では、この数が「少なくとも15名」へと引き下げられました。
この変更は、時代と共に変わる人口構成やテクノロジー、人びとのニーズ(親睦、奉仕、リーダーシップ)に対応し、参加者の基盤を拡げ、クラブの柔軟性とアピール力を高めるというロータリーの姿勢を反映したものです

また、ロータリーにおける「研修」が「ラーニング」という言葉に置き換えられました。
この変更は、単なる言葉の置き換えにとどまらず、受動的な「研修(教えられること)」から、能動的な「ラーニング(自ら学ぶこと)」への意識の転換を促すものとなっています。

私たちのクラブも、時代の流れを受け止めながら、ロータリー行動計画にも示されているように、常に柔軟で革新的でありたいものです。


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