ロータリーの魅力発見

ロータリーと奉仕活動
― 私たちは、なぜ奉仕するのでしょうか? ―
ロータリーといえば、「奉仕活動」を思い浮かべる方が多いと思います。
地域の清掃活動、募金、青少年への支援、海外での活動など、ロータリークラブは実にさまざまな奉仕活動を行っています。
でも、ここで一度考えてみたいと思います。
「私たちは、なぜ奉仕するのでしょうか?」
「困っている人を助けるため」 「地域をより良くするため」 「世界の課題を解決するため」
もちろん、それは大切な答えです。
しかし、ロータリーの奉仕には、もう一つ大切な意味があると私は思います。
それは、奉仕を通じて、自分自身も成長することです。
ロータリーは、奉仕を「誰かに何かをしてあげること」だけとは考えていません。
人と出会い、相手のことを知り、地域や社会の課題に気づき、仲間と一緒に考え、行動する。
その過程で、私たち自身も学び、新しい人とつながり、自分の職業や生き方を見つめ直す。
つまり、奉仕する人も、奉仕を通じて成長していく。
そこにロータリーの奉仕の大きな魅力があるのではないでしょうか。
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ロータリーには「五大奉仕」があります。
ロータリーの奉仕活動は、大きく5つの分野に分けて考えることができます。
クラブ奉仕・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕
これを「五大奉仕」と呼んでいます。
「ロータリーの五大奉仕部門は、本ロータリークラブの活動の哲学的および実際的な基準である」と標準ロータリークラブ定款に明記されています。
5つは別々の活動ではありません。
クラブの仲間を大切にすることから始まり、自分の職業を通じて社会に貢献し、地域の課題に取り組み、世界とつながり、次の世代を育てる。
私たちの「奉仕」は、実は生活のあらゆるところにつながっています。
① クラブ奉仕
― 「仲間を大切にする」ことも奉仕です
クラブ奉仕というと、例会や委員会の運営を思い浮かべるかもしれません。
しかし、その本質は、「より良いクラブをつくること」です。
会員同士が信頼し合い、安心して意見を言うことができ、誰もが「このクラブにいてよかった」と思える。
そんなクラブをつくることも、大切な奉仕です。
私たちはEクラブですから、例会そのものがオンラインで行われます。
だからこそ、リアルなクラブ以上に、「つながる」ことを意識する必要があります。
例えば、
「最近、奉仕活動に参加していますか?」 「今度の活動、一緒に行きませんか?」 「次の親睦会、参加しませんか?」
そんな一声が、会員同士のつながりをつくります。
クラブ奉仕とは、クラブを運営することだけではなく、仲間が参加したくなる、居場所を感じられるクラブをつくることなのです。
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② 職業奉仕
― 「自分の仕事を通じて、社会を良くする」
職業奉仕は、ロータリーの特徴的な考え方の一つです。
私たちは皆、それぞれの職業を持っています。
医師、弁護士、経営者、会社員、教育関係者、行政関係者など、さまざまな職業の人がロータリーに集まっています。
職業奉仕とは、仕事を休んでボランティアをすることだけではありません。
自分の仕事そのものを通じて、社会に貢献すること。
例えば、
「患者さんに誠実に向き合う」 「お客様に本当に必要な商品を提供する」 「社員が安心して働ける職場をつくる」 「自分の専門知識を社会のために役立てる」
こうした日々の仕事も、立派な奉仕です。
私たちが「良い仕事をする」ことは、社会に価値を生み出しています。
だからこそロータリーでは、「職業は奉仕の機会である」という考え方を大切にしています。
また、「自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応える」ということも明記されています。異なるスキルを持つ会員の集団ですから、様々なプロジェクトが行えることは強みになります。
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③ 社会奉仕
― 「私たちの地域に、何が必要なのか」
社会奉仕は、私たちが暮らす地域社会に目を向ける奉仕です。
大切なのは、
「私たちがやりたいこと」ではなく、「地域が本当に必要としていることは何か」
を考えることです。
私たちJapan O.K.ロータリーEクラブでも、これまで、ひとり親世帯の七五三家族写真撮影会や、大分市美術展への協力、ポリオ撲滅のための募金活動など、地域に根ざした活動を行ってきました。
例えば、ひとり親世帯の七五三撮影会。
単に「写真を撮る」という活動ではありません。
子どもの成長を祝い、その家族に「あなたたちを応援している人がいる」という気持ちを届ける活動です。
奉仕活動の価値は、活動の大きさだけで決まるものではありません。
一人の人の笑顔を生み出すことも、立派な社会奉仕です。
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④ 国際奉仕
― 「国境を越えて、人と人をつなぐ」
国際奉仕は、世界の人々とつながり、国際理解や平和、世界の課題解決に取り組む奉仕です。
Japan O.K.ロータリーEクラブは、ここでも私たちらしい活動を行っています。
台湾・南山ロータリークラブとの姉妹提携、マレーシアのRotary E-Club of One Kuala Lumpurとの友好関係、海外への文房具や医療機器の支援など、国境を越えたつながりを築いてきました。10年前から交流が続いているフィリピンシキホールセントラルRCとの交流や支援計画もあります。
また、海外からの留学生や米山奨学生との交流も、国際奉仕の大切な一つです。
例えば、一人の留学生と食事をする。
その人の国の文化や家族のことを知る。
日本について感じていることを聞く。
それだけでも、私たちの世界は少し広がります。
国際奉仕とは、必ずしも海外へ行くことではありません。
目の前にいる外国人と心を通わせることも、国際理解の第一歩です。継続している留学生プレゼンテーションコンテストの主催は、まさに目の前にいる留学生の声を聴く素晴らしい機会です。
そしてEクラブは、オンラインという強みを生かして、距離を越えて人と人をつなぐことができます。
これは、私たちの大きな強みではないでしょうか。
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⑤ 青少年奉仕
― 「次の世代に、未来を託す」
ロータリーは、次世代のリーダーを育てることを大切にしています。
青少年奉仕には、インターアクト、ローターアクト、RYLA、青少年交換など、さまざまな活動があります。ロータリーは、若い世代が奉仕を通じてリーダーシップや国際感覚を身につける機会を提供しています。
私たちのクラブでも、大分上野丘高等学校インターアクトクラブを提唱し、その活動を支援しています。
インターアクトでは、生徒たち自身が奉仕活動を考え、話し合い、実行しています。
私たち大人が「こうしなさい」と教えるだけではありません。
若者自身が考え、挑戦する姿を見守り、必要なときに背中を押す。
それも青少年奉仕です。
また、私たちはローターアクトEクラブのスポンサーとして、若い世代とのつながりも大切にしています。今年度は青少年交換も実現するかもしれません。
「若者を育てる」という言葉だけではなく、
「若者と一緒に未来をつくる」
という視点を持つことが、これからの青少年奉仕には大切なのだと思います。
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このように見てみると、私たちのクラブにはすでにたくさんの「奉仕」があります。
そして2026年にも、インターアクトの活動、ポリオ募金、米山奨学生の受け入れ、ローターアクトとの連携、海外クラブとの交流など、さまざまな活動が続いています。
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では、奉仕活動は「誰かが企画するもの」でしょうか?
ここが、今日一番お伝えしたいことです。
奉仕活動というと、
「奉仕委員会が考えるもの」 「委員長が企画するもの」 「クラブから案内が来たら参加するもの」
と思ってしまうことがあります。
でも、ロータリーの奉仕は、それだけではありません。
「こんなことをしたら、誰かの役に立つのでは?」
そう思った瞬間が、奉仕の始まりです。
例えば、
「自分の職業の知識を、誰かのために役立てられないだろうか?」
「自分の住んでいる地域には、どんな課題があるだろう?」
「海外の友人と一緒に、何かできないだろうか?」
「若い人たちに、こんな経験をしてもらったらどうだろう?」
そんな一人ひとりの「気づき」が、奉仕活動の種になります。
そして、その種をクラブに持ち寄り、仲間と一緒に育てていく。
それがロータリーなのではないでしょうか。
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「I serve」から始まる奉仕
ロータリーの奉仕の基本には、
「I serve」
という考え方があります。
「誰かがやる」のではなく、
「私は何ができるだろう?」
から始める。
Japan O.K.ロータリーEクラブには、オンラインだからこそ全国・世界とつながれるという大きな特徴があります。
だからこそ、奉仕の可能性も場所に縛られる必要はありません。
一人の会員の「やってみたい」が、仲間を動かし、地域を動かし、時には国境を越えて人をつなぐ。
私たちのこれまでの活動も、最初から大きなプロジェクトだったわけではありません。
誰かの「こんなことができたらいいね」という思いから始まり、それに仲間が加わり、一つの奉仕活動になっていったものがたくさんあります。
奉仕とは、「何か大きなことをすること」ではありません。
「誰かのために、自分にできることを一歩始めること」です。
そして、その一歩を仲間とつないでいくことで、ロータリーの奉仕は大きな力になります。
さあ、次の奉仕活動を待つだけではなく、
「私は、何ができるだろう?」
と考えてみませんか。
その問いから、あなたの新しい奉仕が始まるかもしれません。


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