No.1「ロータリーを辞める方法」
こんにちは。今年度クラブ研修リーダーの植山朋代です。
せっかく授かりましたこの機会を利用して、ロータリーのあれやこれやをこれから1年、少しずつみなさまと共有してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
第1回は、「ロータリーを辞める方法」についてです。なぜ、最初から「辞める話を⁉」とみなさま思われると思います。もちろん、どの会員さんにも、辞めて頂きたくはないんです。でも、ご自身の健康上の理由や経済的理由、家庭や仕事の事情などで辞めざるを得ない状況がやってくる可能性は誰にもあると思います。その時は、やはりロータリアンとして、クラブや事務局の滝波さんに迷惑をかけないように、美しく手続きを済ませたいものですよね?
退会については、標準ロータリークラブ定款の第13条第8節に下記のとおり規定されています。定款は、クラブのサイトの会員専用ページでご覧いただけますので、ぜひ一度ご覧ください。
「第8 節 — 退会。会員の本クラブからの退会の申出は会長または幹事宛に書面をもって行うものとする。理事会がその申出を受理するものとする。ただし、当該会員が本クラブに負債がある場合を除く。」
つまり、退会したい人は、①自分で退会届を書いて②会長か幹事に直接提出する③その時に、会費などの支払うべきお金はちゃんと支払い済みにしておく、ことが必要だということです。
これまでにも、会長幹事でなく事務局の滝波さんあてに退会届が届いたとか、本人からの書面でなくお母さんから退会を求める電話があったとか、いろんな方がいらっしゃいました。ロータリーという素晴らしい組織に一度は身を置いたことを誇りに思い、辞める時も正しく辞めていこうではありませんか!
退会届を出すタイミングも大事です。キリよく年度末に退会を申し出られる方が多いですが、その場合は、必ず、遅くとも5月末までにはその旨をお申し出ください。それには、大きな理由があります。国際ロータリーでは、7月1日と1月1日に、人頭分担金と呼ばれる会費を、各クラブがRIに納める決まりになっています。各クラブの7月1日時点と、1月1日時点の総会員数に応じて金額が決まるしくみです。ですから、6月の半ばを過ぎてから退会届を出されても、退会の事務処理が6月30日に完了していなければ、7月1日にはその会員さんは在籍していることになり、その会員さんの分の人頭分担金の支払い義務が発生してしまうのです。それを避けるために、早目のお申し出をお願いしたい、というわけです。
また、退会届は、提出=手続き完了ではありません。会長幹事からの報告を受けて理事会が受理する必要もあります。それから退会の事務手続きに入るわけですから、少なくとも1か月は要します。
考えても見て下さい。みなさん、経営者の方がほとんどです。みなさんの会社でも、退職届を出す時は、早いところでは3か月前、遅いところでも最低1か月前くらいには届けを出すように規定されていらっしゃるのではないでしょうか?それと同じです。
最後に余談ですが、他のクラブに移籍されたい場合も同様です。ロータリーでは、二つ以上のクラブに二重に籍を置くことは認められていませんので、前のクラブを退会して、次のクラブに入会することになります。その時に、ロータリー歴が途切れないようにするには、やはり早めに両方のクラブに手続きを申し出ておくことが肝要です。
以上、ロータリーを辞める方法について、でした。この研修がみなさまにとって不要であることを切に願いながら、書かせて頂きました!今後の「ロータリーの魅力発見」のテーマについて、みなさまからのリクエストもお受け致しますので、どしどしご意見いただければ幸いです。