ロータリーの魅力発見

地区組織ってなに?

皆様、こんにちは!
先週の山角会員の卓話、長いロータリー歴やマルチプル・ポールハリスフェロー4回(1000ドル寄付×4回を行った人)にポールハリス・ソサイエティ(年間1000ドルの継続寄付する人)、ベネファクター(遺言またはその他の遺産計画にロータリー財団恒久基金を1000ドル以上の受取人敏恵指定した、あるいは恒久基金に1000ドル以上を現金で寄付した人を指します)に、米山功労者2回(米山特別寄付金の累計額が10万円を2回超えた人)等のたくさんの寄付額、そしてガバナー補佐や地区社会奉仕部門長、委員長などの役職を通じての地区組織へのご貢献度に目を瞠ったのは私だけではないと思います。

また、松岡会員が地区社会奉仕委員長を拝命されたとフェイスブックメッセンジャーでお知らせくださいましたが、神鳥会員は地区公共イメージ向上委員長を拝命されたそうです。Eクラブ会員の活躍は嬉しいことです!また、早水パスト会長は、以前地区公共イメージ向上部門の部門長を務められたことがあります。

私たちOKEクラブからは、陶山年度以降、たくさんのクラブメンバーが地区委員として出向しており、次年度は20名を超える予定です。

この、みんなが口にする「地区」とか「地区委員」というのは、いったい、どういう立場の人なんだろうか、と疑問に思ったことはありませんか?

私たちは2720JapanO.K.ロータリーEクラブの会員ですが、この2720JapanO.K.ロータリーEクラブは、国際ロータリー第2720地区、大分第4グループに属しています。私たちが「地区」と言う時には、この第2720地区のことを指します。具体的には大分県と熊本県エリアです。そしてこの2720地区に設置されている様々な委員会に、各クラブからガバナーに移植された会員が出向して、活動します。それがいわゆる「地区組織」であり、略して「地区」と呼ばれているものです。

地区のホームページに、当地区の委員会構成が掲載されていますので、ぜひ一度ご覧になって下さい。

https://www.ri2720.org/

世界中、ロータリークラブがあるすべての地区にガバナーがいます。国際ロータリー第2720地区の現在のガバナーは、三村彰吾氏(歯科医・熊本りんどうロータリークラブ所属)です。ガバナーは1年任期です。

そのガバナーを支える委員として、各グループ(第2720地区は、熊本県は7グループ、大分県は5グループ、合計12のグループに分けられています)に1名ずつ、ガバナー補佐が任命されます。ガバナー補佐はすべての地区で任命されますが、私たちの地区のように、各グループから1名という原則で任命される地区があれば、グループに関係なく、数名のガバナー補佐が任命されて、地区内の担当クラブを分担する、という方法をとっている地区もあります。ガバナー補佐は、担当するクラブの現況や問題点を把握してガバナーに報告し、ともに解決点を探ったり、ガバナーと各クラブとの連携を深めたりする役割を果たします。
ガバナー補佐は
•少なくとも 3 年間、名誉会員以外の会員身分で地区内クラブに所属している瑕疵 なき会員で あること。
•クラブ会長を全期、務めたことのある者であること。
という資格条件がロータリー章典に定められています。ちなみに、「ロータリー章典」というのは、ロータリーについて国際ロータリーが定めたことをまとめた、ロータリーについてのルールブックのようなものです。

大分第4グループでは、各クラブが創立順に持ち回りでガバナー補佐を輩出することを原則にしていますが、前回はクラブが創立して間もない時期に持ち回りの順番が来たため、条件に合う会員がおらず、スキップさせて頂きました。2026-2027年度に、初めてのガバナー補佐輩出当番が回ってきます。会員みんなで力を併せて乗り切っていきたいものです。(山角会員、四方会員というガバナー補佐経験者がいらっしゃいますので、心強いですね!)

地区のHPを開いて下さった方は気づいたと思いますが、地区には、様々な委員会(当地区では、複数の委員会を部門としてまとめています)があります。ロータリー財団部門や国際奉仕部門、会員増強部門など、ロータリー章典に明記して定められている委員会もあれば、管理運営部門のように、他の地区にはない、私たちの地区独自の部門もあります。

部門は、ロータリー章典に定められていますが、国際ロータリーが定めた最新情報を収集して各クラブに伝えたり、クラブで解決できない疑問について調べて教えてくれたりしながら、地区内のクラブの運営や活動が円滑に行えるようにサポートする役目を担います。ですから。それぞれの部門の委員として出向している会員さんには、まずは自らが学び、そしてぜひ、各々が学んだことや得た情報を、クラブに伝えて共有することで還元して頂きたいと思います。そうすることによってクラブが活性化すると、私は信じています。

しかし、ここで皆様にご理解頂きたいのは、地区委員として出向する人がエライとか、ロータリアンとしての立場が上だとか、そういうことは一切ないということです。クラブによっては、地区委員として活動する時間があるなら、その時間は自クラブへのクラブ奉仕として使うべきだという考え方があり、地区委員として出向することを奨励しないと聞きます。私たちのクラブでは、たくさんの会員さんに地区に出向いて頂いてたくさんの知識を吸収して頂き、その知識を分けて頂くことでクラブの活性化につなげて欲しい、と考えていますので、出向いて下さっている方には素直に感謝し、応援したいと思います。もちろん、諸事情で出向けない方もたくさんいらっしゃいます。そういう方はまた別の方法でロータリーを共に学び、それをクラブ活性化につなげて頂きたいと思います。

地区委員会構成は「地区組織図」としてホームページに掲載されています。ガバナー補佐や部門のほかに、ガバナーが地区を運営していくのをサポートする地区幹事、地区副幹事という役職もあります。ガバナーエレクトやガバナーが招集する研修会で、会場の手配や設営やプログラムの準備から、当日の会場案内まで、細かなお手伝いを行うチームです。その他に、次年度は全国RYLA研究会大分大会という単発のイベントがありますのでその実行委員会や、10年ごとに創られる地区史の編纂委員会など、常設ではない委員会もあります。また、ほとんどがパストガバナーで構成されるような委員会もたくさんあります。それらをまとめて「地区組織」と呼びます。

私自身もいくつかの地区委員の末席を汚しております。おかげさまで他のクラブのいろんな方々と知り合うことができ、また。様々な情報や知識を得ることもでき、私個人のロータリーライフが広がりました。しかし、何と言っても、それらを通じて、私たちのOKEクラブがより活性化し、OKEクラブの活動や運営により深みが出てくることが私にとっては何よりの喜びであり、誇りです。素晴らしい会員の皆様と一緒に手を取り合って、ロータリーライフを歩めることを幸せに思っています。


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