ロータリーの魅力発見

みなさん、こんにちは。

今日は、ひさしぶりに「寛容の心」について考えてみませんか?

昨日は地区研修・協議会が開催され、Eクラブからもたくさんの会員が出席しました。私はEクラブの池田会員と一緒に次年度の地区副幹事という立場で運営サイドとして朝8時から準備に携わり、そして分科会では地区管理運営部門委員として出席しました。管理運営部門の部会には、長野会員、彌冨会員、そして井田幹事も出席されました。他の部会にもEクラブ会員がそれぞれ出席されていたことと思います。

管理運営部会では、クラブ内での親睦を深めるために、「話しかけよう」というテーマでディスカッションを行いました。

私が参加したグループで、他クラブの方からこんな体験談が聞けました。

クラブ内の若手会員から、
「どうしても気が合わず、嫌いな先輩会員がいる。その人がいると思うと、ロータリーが楽しくないし、例会でも発言が気に障ってしょうがないんです。」
と相談されました。正直、どうしようかな、困ったな、と思っていたところ、飲み会の席でその先輩会員が、自ら会員全員にお酌をして回られたんです。するとそれを見たその若手会員の方が、
「あんな大御所の人が頭を下げて酌をして回っているのを見て、感動した。これからは自分もその人とうまくやれるように努力します」
と、考え方が変わり、とても嬉しかったです。

こんな内容でした。歩み寄ることの大切さを実感するとともに、ふとしたことで人の気持ちを変えることができるという気づきを頂きました。

私自身の経験ですが、この1年、地区副幹事の務めで他クラブのいろいろな方と関わり、意見がぶつかったり、お互いに言い合ったり言いすぎたりと、いろいろな経験を重ねてきました。「いっそ今回限りで、副幹事の役職を辞してしまおうか」と悩んだことも何度もありました。

結果、感じたのは、誰も完璧な人などいないということでした。また、他人が「あの人の欠点」だと思っていることが、当人は意外に自覚してないことも多いものです。私など、自分ではおおいに人に対して気を遣っていたつもりが「一番ズバズバモノを言って動じない厳しい人」と言われてしまいました。これを読んで。「そうそう、その通りですよ!」ってうなずかれる方もきっと多いことでしょう・・・。

細かいことに気が付く人、用意周到な人、おおざっぱだけど全体を見渡せる人、臨機応変に強い人、人にはそれぞれ個性があります。だからこそ、一人では大変なことも、みんなで力を合わせることでやり遂げられるのだと思います。

イソップ童話の「3本の棒」の話にあるように、一本一本は弱い棒でも、合わせることで強くなれるのです。まさに、私たちの活動がそうであると思いませんか?

私たちのクラブは、ほんとうに良い会員が集まり、良い奉仕活動ができていると自負しています。みんなの個性が良い方向にまとまっているからだと思います。

もちろん、一緒に活動をしているうちに、あの人のあんなところが嫌だ、あの人とは気が合わない、いろいろと出てくると思います。人間ですから!そんなときに「辞める」、という選択肢ももちろんあるでしょう。しかし、ぜひ一緒に乗り越えていきたいと私は思うのです。なぜならば、乗り越えた先には、きっと辞めた時には手に入れることができない素晴らしい宝ものがあると信じているからです。

一緒にいろいろなことを乗り越えるために必要なもの。それが「寛容の心」ではないでしょうか。そしてこの「寛容の心」は、発揮すればするほど自身の成長につながる、そんな気がしています。皆さんはどうですか?


お電話でのお問い合せはこちら(受付時間 10:00〜17:00 平日のみ:事務局 滝波)

080-3221-3377